対象読者
- Power Apps 初心者で、なおかつ他の言語を使って開発経験のある者
- 現場担当者がPower Apps を使って、自部署や関係する他部署の業務を効率化させようと考えている方
結論 (TL;DR)
結論としては、「業務で改善したい作業をアプリに任せる」ことを意識した現場担当者の隣で、コードをなるべく書かずに動くアプリを手短に作る場面で有用です。
半面、「ExcelやGoogle スプレッドシートみたいに」や「フルスクラッチみたいに」といったPower Apps 非標準機能への要求を聞くほど、Power Apps の良さが薄れていきます。
ノーコードで作れば作るほどPower Apps の良さを実感でき、コードに手を入れれば入れるほど「フルスクラッチでやればよかった」と後悔することになります。
Power Apps を使って思い出すあのツール
ボタンやフォームなどのコントロールにコードを書き込むスタイルから、「Macromedia Flash」を思い出します。
自分はどんなアプリを作っているか
オンプレミスのデータベースをデータソースとして、ユーザーごとに閲覧権限を設定した状態でデータを共有し、データに対してユーザーデータを入力して保存、またはローカルへのデータダウンロードできるようにするアプリを作っています。
Power Apps のすごいところ
- 「Excel」のデータをテーブル(Dataverse)に取り込んですぐアプリに利用できます
- 管理用のCRUDなら、テーブルを指定して「モデル駆動型アプリ」を作ればすぐに利用可能になります
- オンプレミスのデータベースからデータを、「プレミアムコネクタ」を使って接続し、クエリができます
- オンプレミス側では「オンプレミス データ ゲートウェイ」をインストールしておくだけ
- 「SharePoint」に配置された「Excel」形式のマスタデータをテーブルに取り込む自動処理を「データフロー」で作成できます
- データフローだけだと単一の定期実行しかできませんが、「Power Automate」と組み合わせれば、複数の定期実行、および「SharePoint」にある特定のフォルダのイベント監視して実行処理も可能(Amazon S3 イベント通知とLambda連携のような処理)
- CSV形式でのデータ書き出し、ダウンロード処理を、「Power Apps - Power Automate - SharePoint」経由で実装できます
- 「SharePoint」に書き出した一時データは、「Power Automate」で定期的に削除するよう設定できます
Power Apps の能力を逸脱した行為
- BIツールの代替
- ブラウザで表示できるアプリなので、BIツール並みの計算処理速度は出せません
- 「Excel」のような表計算アプリ並みの自由度を追求
- 実際に「Excel」のWeb版や「Google スプレッドシート」が実在しますが、あれは作った人がすごいだけです
今のDaijiroはどういう状況?
Power FX のコードを書きまくっています。