Copilot Chatは、M365 Copilotのアドオンライセンスがなくても利用できるMicrosoftのChatタイプの生成AIです。この機能は利用可否を以前からコントロールできていたのですが、どうも設定の方法が変わったようなので、改めて紹介しておきます。
この記事で話しているCopilotとはどれ?
Copilotについては名前がコロコロ変わって非常にややこしいのですが、ここで紹介するのは職場で使うが、別途アドオンライセンスが不要のものです。
よく「無償版」という呼ばれ方をしますが、これも「個人アカウント(Hotmailとかそういうの)」を指すので誤解を生む表現です。
上記の記事によれば、私が紹介するのは「Microsoft Copilot Chat」ということになります。
2026年に入ってからも二転三転しているのでややこしいですね。この記事では 以下Copilot Chatと表現します。
Copilot Chatとは?
Copilot Chatの優れた点は、エンタープライズデータ保護が標準で利用できることです。
簡単に理解すると
- 基盤モデルの学習へ使用されない
- 組織のデータはテナント内にとどまり外部へ漏洩しない
- Copilotとのやり取りは組織内のログとして記録・保持される
- 電子情報開示によりあとで検証できる
のような約束がされています。
Copilot Chatの停止の仕方
個人的な意見として、MicrosoftのEntra IDに参加していれば利用ができるCopilot Chatは非常に有用だと思います。これを塞ぐことで社員が安易に無料版の各種AIを利用して社内情報をAIの学習に利用されてしまっては本末転倒です。
リテラシー教育をしてから利用させる等の用途に利用すると良いかと思います。
これまでは統合アプリだった
これまでは、「Copilot」という名前のアプリとして、 Microsoft 365 管理センター>設定>統合アプリ>展開されたアプリ の中にありました。
現在この操作をすると検索しても対象のアプリが見つかりません。
「展開の基本」の中にあり。表示にバグあり?
Copilotアプリについては、制御の場所が変わりました。
Microsoft 365 管理センター>Copilot>設定>最適化>展開の基本>ユーザーにCopilotアクセスを許可する という項目が以前と同じ項目になります。
上の画面で、「すべてのユーザーに対してオン」となっていますね?
でも私、この「レビュー」を押した先にある設定では「ユーザーなし」に設定しているんです。
画像のとおり、「特定のユーザーまたはグループ」 をつかって、利用させたいユーザーをグループ指定できます。グループは複数追加できるので、利用の準備ができたユーザーからグループに追加していくという運用をすることができます。
設定しても表の設定状態の表示が変わらないのは、変更直後の不具合ではないかとおもうのですが。
設定変更してからも、反映に随分時間がかかりました。このあたりは今後改善されるはずと期待しています。
どんな画面になるか?
Copilot Chatを利用できないユーザーは、下記のような検索窓があるだけの画面となります。(Copilot Chatの場合の画面はあとで貼ります。)
この状態のユーザーはエージェントが使えるのか?
Copilot Chatの利用が停止されたユーザーは、Copilot Studioで作成したエージェントが利用できるのか気になったので確認してみます。
公開済みのエージェントから、Teamsアプリとしてインストールするためのリンクをコピーして取得します。

ブラウザでURLを開くと、Teamsアプリとしてエージェントを追加できる画面が出てきました。

うまくインストールもできたようです。Teamsのチャット上から受け答えも普通にできました。

あとがき
この記事を書くために しばらくテストテナントのCopilot Chatを無効化して使っていたのですが、いかに普段自分がCopilotを頼りにしていたかが再確認できました。ちょっとした調べごとや、考えていることの整理壁打ちや、文章の校正依頼など。Copilotをつかうと頭の中をブーストしているような感覚になります。
Chat GPTがチャッピーと呼ばれ、生成AIの利用が普通の人の生活の中で当たり前になった昨今。AIの回答をそのまま出してきてひんしゅくを買うという話もよく聞きます。
そういう恥ずかしいことにならないためにも、リテラシー教育をしてから利用させるというステップをこの制御でしてみても良いかもしれませんね。




