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【macOS】diffコマンドで出力されるファイルが存在しない(不可視)場合の対処法

Last updated at Posted at 2024-03-18

現象

diffコマンドを用いてNASと外付けSSHのファイル存在チェックを行ったところ、「NASにしか存在しない」と出力されたファイルまたはディレクトリが、macOSから確認できない。

実行環境

  • OS : macOS Sonoma 14.4(23E214)
  • ターミナル : バージョン2.14 (453)
  • zsh : バージョン5.9 (x86_64-apple-darwin23.0)

使用したコマンドと出力結果

zsh
#ファイル存在チェック
#-q: 変更があるかないかのみを通知 -r: ディレクトリを再帰的に検索 -x ".*": ドットで始まるファイルは除外
diff -qr -x ".*" /Volumes/webaxs/various /Volumes/SSD-SCTU3A/various 
zsh
#出力結果(抜粋)
Only in /Volumes/webaxs/various/DTM/Black_Knight/サンプル: 紅蓮華カバー.wav

確認方法

  • Finderで目視確認
    • 隠しファイルを表示
  • 対象ディレクトリでlsコマンドを実行
    • -aオプションでドットファイルを表示
    • -Rオプションで再起的に表示
  • 対象ディレクトリでfindコマンドを実行
    • -inameオプションで大文字と小文字を区別しない

→いずれの方法でも対象ファイルを確認できなかった。

  • Windows 11のエクスプローラーから目視確認

→対象ファイルの存在を確認できた。

原因

所謂 「濁点問題」 と呼ばれる問題だと考えられる。
ファイルシステムに使用される文字コードの詳しい仕様については、Appleに問い合わせしたが、回答できないとのことだった(2024年3月18日13時10分時点)。
「濁点問題」について詳しく知りたい場合は他の記事を参照。

対処法

Windows 11から対象ファイルのファイル名から濁点、半濁点を除去した。
(例)「カバー」→「cover」
その結果、macOSからも視認できるようになった。

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