IF文
IF文とは、条件分岐を行うためのプログラムで、Pythonだけではなく、java、Rubyなど多くのプログラミング言語でも使用されているプログラミング構文です。
多くの言語で使われていますが、if文自体の処理や考え方などは変わらないために、理解してしまうと、もしPython以外の言語を勉強していれば考え方は同じです。Pythonが注目されている分野の人工知能のプログラムでも利用されています。
基本をしっかり抑えておくことで、実際の現場に行った時にも活きてくるため是非とも習得しておきたい文法の1つです。
Pythonのif文で字下げする際の注意点
Pythonのif文の書き方について、Pythonにおけるif文での字下げは他の言語と少し異なります。
Pythonでは基本的に1行1ステートメントしか記述することができません。本来プログラミングにおいて「字下げ」は、コードの読みやすさを高めるために利用されています。ただ、Pythonの場合、ブロック文を指定するために本質的に必要な書式です。
Pythonにおける字下げは行頭にある空白文字が重要で、同じ数の空白文字で字下げされたステートメントがブロックとみなされます。
多くのテキストエディタでは、空白文字で字下げした次の行のタブ文字\tで埋め合わせることが出来るのですが、Pythonでは、タブ文字をキー入力して字下げされているように見えても、字下げしたとは見なされません。この他の言語との字下げの違いを理解しておかないと、誤ってタブ文字を使って字下げしたと思ってデバッグした時に、IndentationError:unexpected indentのようなエラーが起きてしまうので注意しましょう。
使用例
ネットワークサイトやアプリなど、マウスカーソルを持っていくと、ポップアップウインドウが表示されるといったときにもif文は利用可能です。
マウスカーソルがターゲットの上にあるか、それともないかをif文で条件分岐させることが可能です。マウスカーソルがターゲットの上にあればTrueに分岐して、ポップアップウインドウを画面に表示させることができます。逆に条件を満たしていないときはFalseに分岐します。
if else文の書き方
if 条件式:
条件式が正しい時に行われる処理1
else:
それ以外の時に行われる処理2
if elif else文の書き方
if 条件式1 :
条件式1が「正」である時に行われる処理1
elif 条件式2 :
条件式1が「偽」で、条件式2が「正」である時に行われる処理2
elif 条件式3:
条件式1も条件式2も「偽」で、条件式Cが「正」である時に行われる処理3
else
上記の条件式がすべて「偽」である時に行われる処理4
IF文で使用する型に、「bool型」という型があります。bool型は「True(真)」と「False(偽)」という2つの値のいずれかを取るデータ型になります。
bool型はif文などの制御分でよく利用されます。
演算子 | 説明 |
---|---|
a and b | aもbもTrueならTrue |
a or b | aかbがTrueならTrue |
a == b | aとbが同じならTrue |
a != b | aとbが異なればTrue |
not b | aがFalseならTrue |
a > b | aがbより大きければTrue |
a >= b | aがb以上ならTrue |
a < b | aがbより小さければTrue |
a <= b | aがb以下ならTrue |