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WHR-300HP2にDD-WRTを入れてみた(2018年版)

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前回の経験( https://qiita.com/SquidSky/items/1b7bd34fca3666a1e2b0 )を踏まえ、もう少しリサーチして再チャレンジしてみました。

準備物

  • PC(TFTPで書き換えるなら) + 3cdaemon (TFTPサーバー、絶対に)
  • スマホやタブレット(純正WebGUIで書き換えるなら)

インストール方法

WHR-300HP2では、TFTPWebGUIからの書き込みができます。

インストール手順(TFTP)

1. TFTPサーバーとファームウェアを用意する

WHR-300HP2用のファームウェアは以下のURLからダウンロードできます。
http://download1.dd-wrt.com/dd-wrtv2/downloads/betas/2017/12-29-2017-r34311/buffalo_whr_300hp2/firmware.uimage

TFTPサーバーの3cdaemonはこちらです。
https://drive.google.com/open?id=0Byf30eD0ZzXcV2dtQy1OSGt3YVk

3cdaemonをインストールしたら、TFTPのルートディレクトリをファームウェアがあるフォルダに設定します。
次に、firmware.uimageをfirmware_WHR-300HP2.ramへ名前を変更します。
PCのIPアドレスは192.168.11.168に固定します。

2. ルーターをTFTPモードで起動して、インストール

いよいよインストールです。
まず、ルーターの電源を切った状態から始めます。
最初に、AOSSボタンを押しっぱなしにして、電源を入れます。
5秒くらい経ったら、指を離します。
上手く行けば約4秒後に転送が始まって、インストールされます。
さらに数分待って、Wi-FiとインターネットのLEDが点灯したら成功です。

インストール手順(WebGUI)

WebGUIで書き込むときのファームウェアは以下のURLからダウンロードします。
http://download1.dd-wrt.com/dd-wrtv2/downloads/betas/2017/12-29-2017-r34311/buffalo_whr_300hp2/firmware-jp.bin

ダウンロードできたら、ルーターの管理画面を開きます。
ファームウェア更新画面へ行き、ダウンロードしたfirmware-jp.binを選んで更新開始します。
3分程度かかります。

数分待って、Wi-FiとインターネットのLEDが点灯したら成功です。

初期設定

初期ではルーターのIPが192.168.1.1になっているので、http://192.168.1.1/ にアクセスします。
最初はユーザー名とパスワードを設定する画面が出ますので、適当に設定します。
ここで設定したユーザー名とパスワードはWeb管理画面にアクセスするときに必要になります。

光回線終端装置がある場合は、INTERNE
Tポートではなく、普通のポートに挿し込みます。
そして、DD-WRTのIPアドレスを192.168.1.2にします。
インターネットに接続されている時はインターネットのランプが緑点灯しますが、そうでない時はさらに下のランプがオレンジに点灯します。

ちなみにですが、設定したら必ず最後に一番下のApply Settingsか、Saveを押してください。

次に無線LANの設定です。Wireless→Basic Settingsへ行きます。各種項目を説明します。

Wireless: Basic Settings

Wireless Mode

無線LANのモードです。通常はAPを選びます。

Wireless Network Mode

無線LANの通信規格を選びます。
通常はMixedかNG-Mixedを選びます。
ただし、Channel Widthで40MHzを選択した場合は、NG-Mixedを選ばないとHT40が使えません。

Wireless Network Name

SSIDのことです。自由に決めてください。
デフォルトではdd-wrtなので、元々のルータのSSIDにしてもいいです。

Wireless Channel

無線チャンネルを選びます。干渉がない限りAutoで構いません。

Channel Width

802.11nの拡張チャンネルを指定します。
Wide HT40を選ぶとHT40対応端末では速度が上がります。
Wide HT40を選択した場合は、Wireless Network ModeでNG-Mixedを選ばないとHT40が使えません。

Extension Channel

拡張チャンネルの場所を選びます。
lowerだと1〜4ch、upperだと8〜12chです。

ここまでできたなら、次は詳細設定へ進みます。

Wireless: Advanced Settings

Transmission Fixed Rate

マルチキャストの転送レートです。
ここでは最大の54Mbpsを選んだ方が吉です。

Frame Burst

フレームバーストはBroadcomチップ限定の機能です。Disableのままでいいです。

TX Power

TX powerは無線LANの出力を指定します。
最初にManualを選びます。
現在お住まいの地域が都会で、無線LANが多く使われている場合は15mW、田舎の場合は500mWがおすすめです。
それでも弱いなら、都会ではせいぜい50mWが限界です。
慎重に決めないと電波法に違反するため、よく調べてください。
絶対にAutoにはしないでください。

次にオンラインゲーム向けの設定をします。

NAT/QoS: UPnP

UPnPはオンラインゲームで必須のものです。無効になっていると遊べません。
UPnP ConfigurationのところのUPnP serviceをEnabledにして、設定を保存してください。

最後に

ここまでで、上手く導入と設定はできたでしょうか。
保証外になりますが、DD-WRTを導入することで幅が広がります。
ただし、法に触れない程度で。
それでは、いいDD-WRTライフを。

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