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WHR-300HP2にDD-WRTを入れて失敗した話。+ 復旧方法(2020年版)

Last updated at Posted at 2018-08-11

2020/4/13 記事修正しました。

私は、最近DD-WRTという無線LANルーター向け高機能OSを知り、入れてみたいなと思ってやってみた際に失敗した話です。

DD-WRTとは

DD-Wrtは、ゲートウェイ、無線LANアクセスポイントなどの組み込みシステム用ファームウェアとして開発されているLinuxディストリビューションの一種である。OpenWRTを元にして作られている。(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/DD-WRT)

インストールの時点でアウトだった

私は、Googleで調べて出てきたサイトを参考に、WHR-300HP2に合ったDD-WRTをダウンロードしてインストールしようとしました。
しかし、あるサイトに最新のバージョンでは起動しなくなるかもしれないと書かれていたのです。
ですが、そのページに示されていたダウンロードリンクは切れていて、流石に今のバージョンでは起動できるようになっているだろうと思いこんで、最新版のものをインストールしてしまいました。
2分ほどPWRランプが赤点滅。文鎮化しないように・・・と願いながら書き込みが終わるのを待っていました。
そしてようやく書き込みが終わってPWRランプが緑点灯になりました。
しかし・・・
一向に無線LANの電波が飛ばず、おかしいなと思ってハードリセットをしてNVRAMの消去をしてみました。
でも変わらず。そこでONUルーター側のリンク状態LEDを見てみました。
すると、なぜか6秒ごとに点いたり消えたりしています。
ここで私は「あぁ・・・。文鎮化したんだ・・・。」と思い、がっくりしてしまいました。

文鎮化から復旧させる

復旧方法は無いかと、焦りながら探しまくったところ、以下の成功例を見つけました。
http://koyama4284.blogspot.com/2016/10/whr-300hp2-tftp.html
WHR-300HP2もTFTPに対応しているようで、AOSSボタンを押しながら電源を入れるとTFTPの要求に答えてくれるようです。
早速やってみました。

純正ファームウェアのヘッダをいじる

非常に紛らわしいですが、このまま純正ファームウェアを書き込んでも何も起こりません。
ファームウェアのバイナリを少しだけいじります。
FavBinEdit等のバイナリエディタでファームウェアを開いて、バイナリデータが16進数で27 05 19 56で始まるように編集します。27 05 19 56がある場所より前にあるバイナリデータは消して構いません。

完成したら、firmware_WHR-300HP2.ramというファイル名で保存します。
code.binとか、firm.binという名前にしていてもできません。
このファイルを保存したフォルダをTFTPのルートディレクトリにしてください。

手順 (上記サイトより)

  1. 自分のPCのIPアドレスを192.168.11.168にする
  2. 3cdaemonというTFTPサーバーを入手して起動する ※必ず3cdaemonを使わないと失敗します。
  3. AOSSボタンを押しながら電源を入れる
  4. 5秒ほど経ったらAOSSボタンから指を離す(この時に上手く行けば転送が始まります)
  5. 2~7分で純正ファームウェアに戻り、完了
  6. 復旧できたらNVRAMの消去(ハードリセット)を行ってください。

上手く復旧できない場合は・・・

ブートローダーが壊れているために、完全に何もできなくなっているかもしれません。
最低でも10回試せば行けます。

純正ファームウェア書き込み後の注意

復旧できた...と思ったら大間違い。
復旧したらファームウェアアップデートで最新版にしてください。この操作を行うことで、確実にフラッシュメモリに純正ファームウェアを書き込むことができます。
筆者のルーターでは再起動したらDD-WRTがまた起動してしまいました。中にはルーターの動作モードを切り替えるスイッチをいじった瞬間にDD-WRTに切り替わることもあります。

この操作を忘れないで行ってください。

まとめ

よく調べたら、DD-WRTをインストールするには、まずOEMファームウェアのバージョンを1.40以下にしなければならない。

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