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Vagrant コマンドラインインターフェース BOX

Last updated at Posted at 2016-01-26

BOX

command: vagrant box

boxを扱うためのコマンド。
サブコマンドには以下がある。

1.add
2.list
3.outdated
4.remove
5.repackage
6.update

1.BOX ADD

書式:

vagrant box add ${ADDRESS}

Vagrantに\${ADDRESS}で指定されたboxを追加する。${ADDRESS}は3つのうちの何れか。

  • 一般に公開されたVagrantのイメージ名。例えば「hashicorp/precise64
  • ファイルのパスやカタログの中のboxへのHTTP URL。HTTPでは基本的な認証はサポートされ、http_proxyの環境変数も効く。HTTPSもサポートされている。
  • boxファイルへの直接のパス。--nameを付ける。バージョンやアップデートは効かない。

ダウンロード中にエラーが発生した場合やCtrl+Cでキャンセルされた場合、Vagrantは次回起動の際にダウンロードを再開する。但し、初回ダウンロードから6時間以上経過すると再開しない

オプション

--box-version ${VALUE}
追加するboxのバージョンを指定。デフォルトだと最新のバージョンとなる。 「1.2.3」のような具体的なバージョンもしくは「>= 1.0, < 2.0」のような条件指定でもOK。
--cacert ${CERTFILE}
ピア証明用CAの認証。リモート側が標準のルートCAを使わない場合に使用。
--capath ${CERTDIR}
ピア証明用CAの認証DIR。リモート側が標準のルートCAを使わない場合に使用。
--cert ${CERTFILE}
boxダウンロード時に使うクライアント証明書(必要時のみ)
--clean
同じURLで以前のダウンロードで作られたテンポラリのファイルを削除する。コンテンツが変わった等でVagrantに前回のダウンロードを再開して欲しくないときに使う。
--force
ダウンロードされたboxで同名の既存のboxを上書く。
--insecure
URLがHTTPSの時にSSL認証をチェックしない。
--provider ${PROVIDER}
追加されるboxが${PROVIDER}で指定されたものかをチェックする。デフォルトでは自動的に適切なプロバイダを検知する。

ダイレクトアクセス時のオプション

カタログを使わず直接boxファイルを指定した時のオプション。

--checksum ${VALUE}
boxファイルのchecksumがダウンロードされる。 Vagrantは実際にダウンロードされたファイルとchecksumとを比較し、マッチしなければエラーを表示。 boxファイルは大きいのでこのオプションは特に推奨される。checksum指定時は「--checksum-type」の指定が必須。 カタログからダウンロード時はchecksumは含まれている。
--checksum-type ${TYPE}
「 --checksum」指定時のchecksumの種類。現在「md5」「sha1」「sha256」がサポートされている。
--name ${VALUE}
boxの論理名。Vagrantfileの「config.vm.box」に入る値を指定する。カタログから追加時は既にカタログに入っている為 指定する必要がない。

2.BOX LIST

書式:

vagrant box list

Vagrantにインストールされたboxを一覧表示する。

3.BOX OUTDATED

書式:

vagrant box outdated

Vagrantにあるboxが古くないかを確認。
--global」オプションを付加することでVagrantにインストールされた全てのboxに対し、アップデートがないかをチェックする。
boxにアップデートがないかをチェックする際は、それに関連するメタデータをリフレッシュする必要がある。
一般的にインターネット接続が必要である。

オプション

--global
現在のVagrant環境にあるboxだけでなく、インストールされた全boxのアップデート有無をチェックする。

4.BOX REMOVE

書式:

vagrant box remove ${NAME}

${NAME}に指定されたboxをVagrantから削除する。

対象のboxが複数のプロバイダを持つ場合、「--provider」オプションで該当するプロバイダを指定しないといけない。
また複数のバージョンのboxがある場合は、「--box-version」で該当するバージョンを指定するか、「--all」により全てのバージョンを削除することが可能。

オプション

--box-version ${VALUE}
${VALUE}でバージョン指定したboxを削除。詳細は、BOX ADDの同名のオプションの説明に記載。
--all
${NAME}で指定したboxの全てのバージョンを削除。
--force
アクティブなVagrant環境にて使用中のboxを強制的に削除。
--provider ${VALUE}
${VALUE}で指定したプロバイダのboxを削除。複数のプロバイダを持つbox削除時に必要となる。プロバイダが1つの場合は自動的にVagrantがそのプロバイダのboxを削除する。

5.BOX REPACKAGE

書式:

vagrant box repackage ${NAME} ${PROVIDER} ${VERSION}

指定されたboxを再パッケージ化し、再配布可能なようにカレントディレクトリに配置する。${NAME}(名前)、${PROVIDER}(プロバイダ)、${VERSION}(バージョン)情報は「vagrant box list」で取得可能。

box追加の際、Vagrantがパッケージを展開し、内部に保存する。元の*.boxファイルは保存されない。このコマンドはインストールされたVagrant boxから*.boxファイルを再利用する際に便利。

6.BOX UPDATE

書式:

vagrant box update

現在のVagrant環境にあるboxのアップデートが利用可能な場合にアップデートする。「--box」オプションで(アクティブなVagrant環境外の)boxを指定した場合、そのboxを更新する。

実行中のVagrantマシンにあるboxのアップデートはできない。boxの中の変更を反映するには、Vagrantを再起動する必要がある。

アップデート有無の確認のみを行う場合、「vagrant box outdated」を使用すること。

オプション


--box ${VALUE}

指定したboxをアップデート。このオプションがない場合、VagrantはアクティブなVagrantのboxを更新する。

--provider ${VALUE}

--box」と同時に使用する際、プロバイダ指定でboxを更新する。複数のプロバイダを持つbox更新時に必要となる。「--box」オプションがない場合、このコマンドは効果がない。
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