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EC2でユーザーデータとCodeDeployの実行順序を制御する

Last updated at Posted at 2024-07-14

概要

EC2起動時にユーザデータを使用して処理を実行させることができます。
また、オートスケーリンググループを使用してEC2を起動した場合は、ライフサイクルフックを利用してCodeDeployにデプロイを実行する事が可能です。

ユーザデータ実行中にCodeDeployを起動するのではなく、ユーザデータが終了した後にCodeDeployを起動したい時の設定方法を説明します。

image.png

環境

以下の環境を想定します

  • AWS
    • EC2(Linux)
    • オートスケーリンググループによりEC2を起動
    • CodeDeployでデプロイを実行

設定方法

CodeDeployを実行する場合は、対象となるEC2にCodeDeploy Agentのインストールを行います。
CodeDeploy Agentをユーザデータ終了後に起動する設定を実施します。

1. ユニットファイルのコピー

/usr/lib/systemd/system/ にあるCodeDeployのユニットファイルを
/etc/systemd/system/ にコピー

2.ユニットファイルの修正

[Unit]の項目目の下に Afterを追加します。
すでにAfterの行がある場合は(多分あるはず)、その行に cloud-final.service をスペース区切りで追記します。

[Unit]
After=cloud-final.service    # これを追加する

ユニットファイルの編集が完了したら、設定を有効にするためデーモンリロードします

sudo systemctl daemon-reload

これで順番の制御ができているか動作確認を行います。
CodeDeployに限らず、systemctlで起動しているサービスは順序の制御が可能ですので、他のサービスについても応用可能だと思います。

参考

  • systemd 管理のサービスをcloud-init の後に実行する

  • 10.6. systemd のユニットファイルの作成および変更

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