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【AppleVisionPro】VisionPro向けゲームをUnityを使って開発する時の注意点(2024/03/17ver)【Unity】

Last updated at Posted at 2024-02-03

WWDC'23 で発表されたVisinoPro がついに発売されました!
今回は会社で無事に入手できたのでVisinoPro 向け(専用)アプリをUnityで開発するときに
出来ること・できないことをまとめました。

前提/注意点

  • UnityはPro以上のライセンスが必須です
  • 開発はApple Sillicon 搭載のMac が必要です
  • 一部 SwiftUI/UIKit で使えていたAPIはVisionOS1.0では未実装なものがあります
  • ある程度実現できない部分を考慮しつつ開発する必要があります

現状の PolySpatial(VisionOS) で出来ること

項目 補足
ハンドトラッキング 当たり判定があればObjectを持つ等も可能
ハンドジェスチャー 手で特定のポーズを作った時にそのイベントをトラックすることが可能
タップ操作 人差し指と親指をくっつけることで選択アクションが可能
空間音響 音源を空間配置可能。立体音響として聴くことが可能(※HRTFを使うので体感には個人差があります)
ARアンカー 空間上にARアンカーを設定可能
平面検知 壁・床・テーブル等の平面を検知し、検知したMesh情報も取得可能
もちろんラベルも取得可能
リアルタイムデバッグ UnityEditorを XCode のVisionOSSimulator もしくは VisionPro実機 とリアルタイムにデバッグが可能。 Editorでの操作 or Simulator/実機での操作をそれぞれの環境に即時に反映が可能
PlayToDevice を利用

現状の PolySpatial(VisionOS) で出来ないこと

課題 現在の挙動 回避策
Application のポーズ判定がとれない OnApplicationPause() が発火しない visionOSのバージョンアップ待ち
Application の終了イベントがとれない OnApplicationQuit() が発火しない visionOSのバージョンアップ待ち
アプリを終了してもBGMが停止できない アプリ終了してもBGMは再生し続ける UIにBGM停止ボタン等を設定するしかない.
visionOSのバージョンアップ待ち
視線ベクトル(Gaze)をリアルタイムにとれない HoverEventかRaycastでHit位置はとれる ポリシー的に無理そう
HoverEvent をとれない HoverEffect Componentによる自動的にエフェクトが適応されるのみ visionOSのバージョンアップ待ち
実機リアルタイムデバッグ PlayToDevice は実機と接続は未対応  PolySpatial 1.1.4から実機でも一部は対応されました(3/2更新)
AR系コンテンツはリアルタイムに検証は不可能(平面検知やハンドトラッキング等)
 現状はLogを貼っておくしかできない

実機でよく使う開発に使える操作

スクショ

  • デバイス左端にあるTopボタンを押す
  • RealityComposerPro の FileDevice Capture を選択

アプリの強制終了

  • デバイスの両端にあるTopボタンとCrownボタンを同時に長押しするとForceQuitメニューが出てくるのでそれを選択
    • 基本的にxボタンを押してもホームに戻るだけでアプリは Active状態 です

ファイル共有

  • 基本的にはAirDrop経由でPCと実機間でやり取りが可能
    • 実機のスクショや動画のキャプチャを送る時は覚えておくと良い

Eye/Handのセットアップ

通常開発時

公式にもある通り GeneralEyes & HandsRedo Eye Setup , Redo Hands Setup を選択

ゲストユーザーに装着してもらう場合

  1. 上方向を見て 丸いチェックマーク を探してTap
  2. バーが並んでいる設定アイコンを選択
  3. 人型のバストアップアイコンの「ゲストモード」を選択
    • この時Screen共有しておくとOK
  4. Guest モード設定後5分以内に被り直せば初期設定から行えるゲストモードで起動
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