1. 概要
先日、ONLINE-TUTOR主催の初心者向けPHPセミナーに参加しました。
① みるみる上達!初心者向けWEBプログラミング(PHP)
前半の時間は授業形式でPHPの基本を学び、後半の時間はハンズオン(実際に手を動かす)で課題をこなしていきます。短い時間ではありましたが、充実した時間を過ごすことができました。そのセミナー内容を振り返り、PHPの基本を紹介したいと思います。
2. 内容
この講座は、PHPの初心者向けです。
まずはプログラミングを体験してみたい人が受講されているそうです。
<基本文法、文字列の出力方法>
phpは、<?phpで始まります。
<?php
echo ‘こんにちは’;
?>
<変数の書き方>
変数には、文字列や数値を入れておくことができます。変数名の前に、'$' を必ず書きます。
echoで、変数の中身を参照して、そのデータを出力することができます。
<?php
$var = ‘Hello, World!’;
echo $var;
?>
<フォームからデータを受け渡す>
ここでは、データの送信/受信用(form1_send.php、form1_receive.php)の2つのページを作成します。
まずは、form1_send,phpを下記のように記述します。
<body>
<h1>氏名を入力してください</h1>
<form action=“./form1_receive.php” method=“POST”>
<label>氏名</label>
<p><input type="text" name=“myname"></p>
<input type=“submit”>
</body>
- actionに、受け渡し先のファイル名を記述する。
- name=“name”は、送信データを取得する時、必要である。
次に、form1_receive.phpを下記のように記述します。
<?php
//送信したデータを取得する
$var = $_POST[‘myname’];
?>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
</head>
<body>
<h1>受信ページ</h1>
<p>取得したデータをデータを表示する</p>
<p>あなたのお名前は<?php echo $myname; ?>です。</p>
</body>
</html>
- $_POST[‘myname’]に送信データが格納されています。
- $_POSTはグローバル変数と呼ばれ、自動的に生成されている。
<データの型>
PHPは他のプログラミング言語と同様に、データの型があります。
また、変数の中身を確認する時、var_dump()を利用します。
var_dump()は、変数の型や値を画面上に出力することができる組み込み関数です。
<?php
//文字列
$str = ‘こんにちは’;
//整数
$int = 8;
//論理型
$bool = TRUE;
//小数
$float = 3.2;
?>
- string(文字列):日本語やアルファベットを扱うことができます。
- int(整数):半角の数字を扱うことができるが、全角の数字は使うことができない。また、シングルクォート(‘)で括る必要はありません。
- boolean(論理型):TRUEとFALSEの2種類のみ扱うことができます。
- float(小数):整数と小数を分けて考えます。
<変数/文字列の連結>
ドット(.)で文字列を連結することができます。ドットはつなげて書くことも可能です。
ダブルクウォーテーションの中に変数を入れる方法はドットで連結するよりもややサーバに負担がかかるそうです。
<?php
$first_name = ‘太郎’;
$family_name = ‘鈴木’;
echo $family_name.$first_name.'さん';
?>
<演算子>
整数の四則演算(+,-,×,÷)の結果を出力します。
余りを取得する剰余演算(%)のようなプログラミング特有の計算方法もあります。
<?php
$a = 21;
$b = 3;
$c = 8;
//数値の和
echo $a + $b.’<br>’; //21 + 3 = 24
//数値の差
echo $a - $b.’<br>’; //21 - 3 = 18
//数値の積
echo $a * $b.’<br>’; //21 * 3 = 63
//数値の商
echo $a / $b.’<br>’; //21 / 3 = 7
//数値の剰余
echo $a % $c.’<br>’; //21 % 8 = 5
?>