はじめに
AIアート、あなたは活用していますか?
もし、日常的に使っていないのであれば、この機会にぜひ利用してみてください!!
皆さん、こんにちは。リスキリングを専門とするWebマーケターのこなぶくです。
今回は、全くAIアートに触れたことのない人が始めるために作成しました。
AIアートは、人間の視点やアイデアとAIの計算能力を組み合わせることで、従来のアートの枠組みを超えた挑戦をもたらします。しかし、AIアートを利用していない人も数多くいるのではないか、というのが素直な感想です。ChatGPTに関する話は結構ありますが、AIアートについて、私の周りに聞いていてもあまり、積極的に使っているという話を聞きません。
そこで今回は「なぜ、AIアートを始める事ができないのか?」を突き詰めようと思います。
この質問に対し、私の考えた4つの始める障害と、それらを克服する考え方について解説します。
そして、その考え方を学べるUdemyの最新講座を紹介しています。
この記事について
【■最新技術についてUdemyで学んだことをシェアしよう!】キャンペーンに触発されて記事を書いています。この他にも生成系AIのプログラミング活用方法や量子力学の勉強の仕方などの普段触れないようなジャンルの話が読めますので、ぜひ記事を読んでみてください。
対象としている読者
・AIアートを全く触ったことがない・自己の発信の幅を広げたい
・AIアートをどう始めたらいいかわからない
・非ITエンジニアでもわかる記事が読みたい(Qiitaでこの考えはいいのか??)
読了後に目指す未来
・アートで自己表現ができる・自分の生活の中にAIアートを組み込むことができる
・AIアートを開始する障害を取り除くため、Udemyでどの講座を受ければいいかがわかる。
あなたがAIアートを利用できない4つの障害
AIアートを始める際に障害になる思考とその解決する考え方をまとめました。
No | 障害になる思考 | 解決の考え方 |
---|---|---|
1 | アートのスキルアップは私とは無関係だ | 「アート」というツールを理解する |
2 | 自分で作品を描かないことが恥ずかしい | アートは自分が作成するものとは決まりはない。 |
3 | どの仕組みを使っていいかがわからない | 悩んだら「DALL-E」を利用してみる。 |
4 | 使い方がわからない | 始めるのが簡単なDall-E2の使い方を紹介します。 |
以下、それぞれについて解説しますので、皆様の持っている障害の内容に合わせて必要な部分をご確認ください。
【障害1】アートのスキルアップは私と無関係
アートはあなた自身を表現するためのツールの一つです。
それを今の時代、手放すのはもったいないです。
アートというツール
アートは単なる絵を描く技術だけではありません。それはあなたの内に眠る創造力や感性を引き出し、 新たな世界を発見し、自分自身を発信するツールです。例えば、古代エジプトでは表現として、ピラミッドに壁に絵を描いたり、ヒエログリフとして象形文字、表意文字、音節文字を残しています。現在の私達の大部分は今、ヒエログリフは読むことはできませんが、壁画に記載ある絵画から当時のことを多く知ることができます。このようにアートを効果的に使うことで、より多くの人に伝わる表現ができるようになります。
表現するためのツールの違い
では、ここで一旦、言語とアートについて違いをおさらいしておきましょう。アートは直感や感情を通じて深い響きや共感を生み出し、視覚や聴覚などの感覚的な要素を活かして内面を表現します。一方、言語は論理的思考や明確な情報伝達に優れ、知識の共有や具体的なメッセージの伝達に重要な役割を果たします。それぞれの手段で優れた点があり、個々の目的や表現スタイルに応じて使い分ける必要があります。ここで、アートと文章のそれぞれの優れている点を比較してみましょう。
アート
Prompt:Wall painting of Tutankhamun on the pyramid
No | 優れている点 | 解説 |
---|---|---|
1 | 直感的な表現力 | アートは直感や感情を直接的に表現することができます。 視覚的な要素や音楽など、感覚的な手段を通じて深い響きや感情を伝えることが可能です。 |
2 | 経験や体験の共有 | アートは個人の経験や感じ方を表現する手段です。 作品を通じて、アーティストの内面や世界観を他者と共有し、感動や共感を生み出すことができます。 |
3 | 多様性と自由度 | アートには様々な形式やスタイルが存在し、独自性を追求することができます。自由な発想や創造力を活かし、表現の幅を広げることができます。 |
言語
Prompt:Rosetta Stone with hieroglyphics described
No | 優れている点 | 解説 |
---|---|---|
1 | 明確な情報伝達 | 言語は言葉を用いて情報を明確に伝えることができます。 論理的思考や具体的表現を通じて、情報を効果的に伝えることが可能です。 |
2 | 知識の伝達と保存 | 言語は知識や情報の伝達手段として重要です。 歴史や文化、科学などの知識を文書化し、保存することができます。 |
3 | 伝達内容の暗号化 | 言語は伝達する内容を秘匿することができます。 私がよくやられる手で、細かい意思疎通を会議中に第三者が理解できない言語でされると、機密事項も堂々とすり合わせすることができます。 また、同一言語でも隠語を定めることで暗号化がある程度可能になります。 |
アートを気軽に始めるためのおすすめの講座
アートによる表現力を身に着けましょう!!といっても、一体どこから初めてたらわからないかもしれません。その場合、簡単にかけるイラストから始めてみてはいかがでしょうか?
基本的な技法から始めて手軽に取り組むには、簡単なイラストの描き方を学ぶことが一番気楽です。
自信を持って表現するための基礎知識やコツを身につけ、自分だけの素敵なアート活動を始めるようになりましょう。
そのためのおすすめ講座は、以下のものがあります。
■渡川 修一先生:ビジネスマンのためのサッと伝えるイラストの描き方
・ビジネスに必要なイラストに絞って解説しています。受講後、すぐに会議でホワイトボードに書きながら解説しましたが、文字を書くよりも伝わった感じがしたため、ここから、アートの魅力を感じるようになりました。
■セム先生:気持ちが伝わる! 3パーツで作る顔の表情イラストの描き方
・表情に特化したイラストの作成方法を解説しています。業務内容を説明する時に、間違えやすい点や注意する点、手間がかかる点、改善してほしい点などを伝えるときに、横に似顔絵を描いています。そのことで説明がすごい楽になるので、重宝させてもらっています。
【障害2】自分で描いていないことが恥ずかしい
歴史を紐解くと、アートは自分が作成するではありませんでした。
ルネッサンス時代に何が起こっていたのかを振り返ってみましょう
アートを始めるにしても、AIアートは心理的な抵抗があるかもしれません。具体的には自分が描いたものではないという事実が恥ずかしいと感じるでしょう。たしかに、絵画やアートは、私たちの内面や感情を表現する手段として広く認識されています。そのため、筆やペン、もしくは、カメラやペイントツールを使って自分で作成しなければならないと思うのも当然です。
しかし、アートの本質とは自己表現です。AIアートはそれを実現できる新しい形態の表現方法であり、あくまでツールやパートナーとして捉えることができないでしょうか。
それでも、自分が手を動かさず作成するアートに価値があるのか?と考えてしまう人に一つの歴史を紹介します。
ルネッサンス時のアート
Prompt:Renaissance-style painter and capitalist discuss painting
芸術が活発に行われていた時代の代表として、ルネッサンスが挙げられます。
この時代、数多くの作品が世の中に排出されていきましたが、多くの場合、「伝えたいことを考えること」と「伝えたい内容をアートにすること」は分かれていました。
「伝えたいことを考えること」は主に資本家と呼ばれる、豊かな商人や銀行家などの起業家であり、彼らは芸術への投資を行いました。美術品のコレクションや建築プロジェクトを通じて社会的な地位や名声を築き、自身の富の象徴として芸術作品を所有しました。また、資本家は経済的な力を背景に、アートの作成を依頼や委託することもありました。
その中で「伝えたいことをアートにすること」はを専門とする芸術家が誕生しました。彼らは日々、自身の技術を高め、より高い表現ができるように研鑽を行い、そして、資本家が望む曖昧なものを形にしていきました。芸術家は資本家の自己表現欲求を満たす活動をしてきました。
このような関係において、芸術家はパトロンからの支援によって、創造的な自由と芸術的表現の機会を得ることができ、一方、資本家は芸術作品を通じて社会的な地位や名声を確立し、自己の富と権力を象徴する手段を得ることができました。
芸術家と資本家の関係は、芸術作品を通じて文化的な価値や美学を高めるという点で相互に利益をもたらしました。また、この関係が多く成立したため、この時代の芸術の繁栄と発展に寄与し、ルネサンス時代の芸術や建築の栄華を築く基盤となりました。
これからのアート
Prompt:A photo of Renaissance-style robot and capitalist discuss art, realistic
AI技術を利用することで、個人は新たな表現手法や創造性の可能性に挑戦できます。AIはアーティストの創造性を補完し、アイデアの探求や表現の拡張を支援します。個人はAIツールを使用して自分の主張したいことに関するアートを作成し、独自のアート作品を生み出すことができます。
これは、先程紹介したルネッサンス時代のアートに関する構造の変化がありません。
ただ、役者が変わっただけです。
ルネッサンスの時期に資本家だった役割をあなたが出来るようになり、
お抱えの画家が人間だけでなくAIも担えるようになるようになりました。
最新技術やサービスをしっかりと理解すれば、あなたも気軽にアートで表現できるようになります。
ぜひこの機会にAIと一緒に創作活動してみてはいかがでしょうか。
アートを知るためのおすすめの講座
アートとは何か?その歴史や本質について、確認したい場合は、以下の講座をおすすめします。■ARTnews JAPAN先生:「「Life Style アートを楽しむ」第1回:アートって何?」
・アートで主張することの歴史が、濃密に圧縮されています。ここでは、ルネッサンス期の表現を紹介しましたが、これ以外にも、写真が登場したときに美術の価値観がどのように変わったか、近代的なアートではどのようなことを主張しているのかを解説しています。
【障害3】どの仕組みを使っていいかが分からない
とりあえず始めたい人にとって、おすすめは「DALL-E」です。
AIアートの代表的なツール
アートと言っても様々な分野があります。ここでは、その中でも代表的なツールをご紹介します。・絵画分野:DALL-E,Midjurny
・音楽分野:mubert
これら以外にも日々新しいサービスが稼働しているため、初めてAIアートを始める際には、どれから始めたらいいかがわからないかもしれません。そんな場合、オススメするのが、「DALL-E」です。
「DALL-E」をオススメする3つの理由
■利用するためのクレジットが買い切りであり安価(2023年5月時点):
DALL-Eなら、初回は無料で50クレジットを手に入れることができます。
さらに、毎月15クレジットが付与されます。ちょっと始めて見るのにちょうどいいです。
1クレジットあたり1回プロンプトを入力することができ、1回に付き4枚生成されますので、その中からお好みの画像を選べます。また、買い切りでサブスクの必要ないため、使っていないのにお金が出ていくという自体は発生しません。
■UIがシンプル
ご覧になればわかりますが、システムの見た目が非常にシンプルであり、
必要な入力内容が一つですみます。初めてAIアートを利用するには最適です。
■創造性を刺激する絵の作成が簡単:
DALL-Eのトレーニングデータは、インターネット上の大規模なデータセットを利用しています。
このデータセットには、様々な画像が含まれており、DALL-Eはその情報を基に学習し、画像生成しています。このことで、DALL-Eは、このテキストの説明を理解し現実にはない絵を作成することができます。
つまり、現実にはありえない要求でも、ある程度、作成することができるのです。
例えば、"フィンセント・ファン・ゴッホが、もし日本に来日して風景画を書いたらどうなるか"というテーマで画像を生成してみました。
Prompt:landscapes around japan in the summer by Van Gogh art
見たときの感想は、「いや、確かにゴッホといえば、たしかに「ひまわり」と言ってもいいけれども、流石にこれは安直すぎない???」でしたが、調べてみると、案外あたっているかもしれないことがわかりました。
ひまわりは、江戸時代には輸入されており、ゴッホが生きた時代である日本の幕末~明治初期には一般的になっていたとのこと。そうすると、ゴッホが江戸の日本に来ていたとしたら、ひまわりと武家屋敷を並べて描くという「ありえなくはない」風景画ができていたのです。
このように、多少無茶振りしても、想像を掻き立てられる画像も作成することができました。
ぜひあなたの描きたい作品を記入してみて、自分だけのアートを生成してみてください!!
AIアートを作成利用するためのおすすめの講座
ここでは、DALL-Eを推奨していますが、もちろん、他のAIアートツールが使えないというわけではありません。 そのため、そちらも試してみたいと考えている方は、次の講義がおすすめです。■我妻 幸長 Yukinaga Azuma先生:ジェネレーティブAI(生成AI)入門【ChatGPT/Midjourney】 -プロンプトエンジニアリングが開く未来-
講義では今話題のChatGPTだけでなく、代表的な画像生成ツールのMidjoruneyを紹介されています。
MidjoruneyはDiscordというソフトウェア上で動く仕組みなので、初期設定がDALL-Eに比べて手間ですが、より複雑なプロンプトでの画像生成が簡単にできます。もし、パソコン操作に抵抗がないのであれば、こちらから始めてみても全く問題ありません。
【障害4】どのように利用すればいいかわからない
さっそく、DALL-Eを使てみましょう
ここでは、DALL-Eの簡単なチュートリアルを行います。
利用登録/ログイン
1.「Sign Up」をクリック
2.「Create Your Account」ページでアカウント登録を行う
この後で、名前を入力→電話番号入力→携帯に来る認証番号を入力を要求されますので、順番に手続きをしてみてください。
3.サービス選択が画面が出るので、「DALL-E」を選択する。
使い方
①テキスト欄に出力させたい画像を説明する文章(プロンプト)を記入する
②「Generate」ボタンを押す
作成例
プロンプトは記入しても出力されます。(日本語でも問題なく出力されます。)日本語では「~風」と記入するとある程度、好みの画風に変えることができます。
様々なプロンプトを入力して、ぜひ、自分のオリジナルの作品を出力させてみてください!!
利用回数の確認方法
右上の「・・・」から、残りの使用回数を確認でき、赤枠で示した部分が、残りのクレジット数です。 毎月15クレジットほど無料分が追加されますので、無料の範囲で実施したい場合、ご利用はご計画的にお願いします。補足として、以下にセキュリティポリシーへのリンクを張っていますので、違反の内容にご利用ください。
おわりに
いかがだったでしょうか。
この記事では、4つのAIアートを始める際に生じる障害を説明しました。
これを機会に、ぜひAIアートを利用してみてください。
最後になりましたが、Twitterをやっています。
AI関連論文やリスキリングに関するの内容をツイートしていますので、もしご興味があれば、フォローいただけると嬉しいです。(Twitter)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。