💻【保存版】メモリ4GB以下でも快適！ Windows PC高速化の簡単設定11選⚡️

Windowsの低スペックPCを快適に使うための高速化術11選！

最近、Windows PCの動作が重く、作業効率が落ちて困っていました。そこで、あれこれ調べているうちに、Windowsの設定や使い方を工夫することで、低スペックPCでも快適に動作させる方法があることを知りました。

この記事では、私と同じようにWindowsの低スペックPCで悩んでいる方のために、簡単にできる高速化術を11個厳選してご紹介します。これらのテクニックを活用すれば、サクサク動く快適な開発環境を手に入れられるはずです！

目次

• はじめに
• 1.不要なアプリのアンインストール
• 2.バックグラウンドプログラムの設定
• 3.スタートアップアプリの設定
• 4.電源モードの設定
• 5.視覚効果の設定
• 6.透明効果の設定
• 7.Windowsアップデートの自動更新設定
• 8.スーパーフェッチの無効化
• 9.システムの復元ポイントの管理
• 10.タスクバーの表示設定
• 11.再起動を習慣化する
• まとめ

はじめに

Windowsは、多くの機能が搭載されている反面、それらが動作を重くする原因となることもあります。特に、メモリやCPUの処理能力が低いPCでは、その影響を受けやすくなります。

しかし、適切な設定と管理により、かなりの改善が可能です。本記事では、Windowsの設定を最適化し、PCのパフォーマンスを向上させるための11の方法を、実践的な手順とともに解説します。これらの設定は、日常的なPC使用において、より快適な作業環境を実現するのに役立つはずです。なお、本記事で紹介する設定の多くは、変更後にPCの再起動が必要となりますので、作業を始める前に開いているファイルを保存し、設定変更後はPCの再起動を行ってください。

1. 不要なアプリのアンインストール

PCにインストールされているアプリは、ストレージ（保存領域）を使用します。長期間使っていないアプリや使用頻度の低いアプリは、定期的にアンインストールすることでストレージを解放し、パフォーマンスを向上させることができます。

手順は以下の通りです。

1. 「Windowsキー」+「I」を押して、設定アプリを開く

2. 「アプリ」をクリック

3. 「インストールされているアプリ」をクリック
   

4. 削除したいアプリの3点マークをクリックして、「アンインストール」をクリック
   

注意点

• Windows標準アプリは削除しないでください
• アンインストール後、必要になった場合は、再インストールしてください
• 使用していないゲームや画像・動画編集ソフトは特に容量を使用するので、優先的に削除しましょう

2. バックグラウンドプログラムの設定

パソコンを起動すると、裏では様々なプログラムが動作しています。これらのプログラムは、メモリやCPUを使用するため、動作が重くなる原因になります。

不要なプログラムがバックグラウンドで動作しないように設定を変更しましょう。

1. 設定アプリを開いて「アプリ」をクリック

2. 「インストールされているアプリ」をクリック

3. 対象となるアプリの3点マークをクリックして、メニューから「詳細オプション」をクリック
   

4. 「詳細オプション」をクリックすると、アプリごとの細かい設定が表示される

5. 「バックグラウンドアプリのアクセス許可」という項目から「常にオフ」を選択
   

ポイント

アプリによっては、バックグラウンド設定をオフにすることで、通知が届かなくなるなどのデメリットもあります。

制限を検討できるアプリ

• ゲームアプリ
• 写真編集アプリ
• 動画編集アプリ
• オンラインショッピングアプリ

制限すべきでないアプリ

• メールアプリ（新着メールの通知が届かなくなる）
• メッセージアプリ（連絡が取れなくなる可能性あり）
• セキュリティソフト（パソコンの保護に影響が出る可能性あり）
• クラウドストレージアプリ（ファイルの同期ができなくなる）

3. スタートアップアプリの設定

スタートアップアプリとは、パソコンの起動時に、自動的に立ち上がるアプリのことです。

起動時に多くのアプリが立ち上がると、それだけ多くのメモリやCPUが使用されるため、起動が遅くなったり、動作が重くなったりする原因になります。

そこで、不要なスタートアップアプリを無効にすることで、パソコンの起動を高速化し、動作を軽くすることができます。

設定方法は以下の通りです。

1. 設定アプリを開いて「アプリ」を選んで「スタートアップ」をクリック
   

2. 起動すると、自動的に立ち上がるアプリが表示されるので、アプリごとにオンオフを切り替える

一覧にアプリが表示されていない場合

タスクマネージャー（パソコンで動いているプログラムを確認・管理するためのツール）からスタートアップアプリの設定を変更できます。

1. 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを押して、タスクマネージャーを開く
2. 「スタートアップアプリ」から該当のアプリを右クリックし、メニューから無効化をクリック
   

4. 電源モードの設定

電源モードとは、消費電力とパフォーマンスのバランスを設定する機能です。

電源モードの種類

• 推奨

  • パフォーマンスと電力効率のバランスを取ったモード
  • 通常の作業に適しており、電力消費を抑えながらも、必要に応じてパフォーマンスを発揮
  • 特別な設定をしていない場合は、このモードが選択されている

• 高パフォーマンス

  • コンピュータの全体的なパフォーマンスを最大限に引き出すモード
  • 電力消費が増加する可能性あり
  • 高パフォーマンスが必要な作業（例：ゲームや動画編集）に最適

• 最適なパフォーマンス

  • 消費電力を最小限に抑えるよう最適化されたモード
  • ノートパソコンのバッテリー寿命を延ばしたい時や、電気代を節約したい場合に最適
  • 作業としては、メールやインターネット閲覧など、軽い作業に最適
  • 高負荷の作業には不向き

パソコンの動作を快適にしたい場合

1. 設定アプリから「システム」をクリック

2. 「電源とバッテリー」をクリック
   

3. 「電源モード」という項目があるので、ここから「高パフォーマンス」を選択
   

ポイント

「高パフォーマンス」を選択すると、消費電力増加の可能性があります。
（電気代・バッテリー消費増加）

電力消費を抑えたい場合

ノートパソコンを使用している場合や、電気代を節約したい場合は、「最適なパフォーマンス」を選びましょう。
どのモードを選べば良いか迷う場合は、「推奨」モードを選択しておけば問題ありません。

エネルギーに関する推奨事項

Windowsには、バッテリー消費を抑えたり、電力消費量を減らしたりするための推奨設定が用意されています。

1. 設定 → システム → 電源とバッテリーから「エネルギーに関する推奨事項」をクリック
   

2. 「すべて適用」をクリック
   

ダークモード解除

「エネルギーに関する推奨事項」をすべて適用すると、画面の背景色が黒になります。
これは、ダークモードという機能で、画面の明るさを抑えて電力消費を減らす効果があります。
もし、ダークモードが合わない場合は、個別に設定を変更することができます。

1. 「エネルギーに関する推奨事項」の一覧から「ダークモードを有効にする」をクリック
   
2. 「モードを選ぶ」から「ライト」を選択
   

5. 視覚効果の設定

Windowsの初期設定では、視覚効果と呼ばれる機能がオンになっています。これは、アイコンに影をつけたり、ウィンドウの拡大縮小にアニメーションを追加したりするなど、見た目を美しくするための機能です。しかし、処理能力の低いパソコンでは、この視覚効果が動作を重くする原因になります。

視覚効果をオフにすると、動作を軽くできます。設定方法は以下の通りです。

1. スタートメニューの検索窓に「CP」と入力し、コントロールパネルを開く
   

2. コントロールパネルの検索窓に「視覚効果」と入力して検索

3. 「Windowsのデザインとパフォーマンスの調整」をクリック
   

4. 「視覚効果」タブを選び、「パフォーマンスを優先する」に変更

5. 「OK」をクリックすれば設定完了
   

ポイント

パソコンによっては文字が見づらくなってしまうことがあるので「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」のみオンにしたままでも良いでしょう

6. 透明効果の設定

透明効果とは、ウィンドウの背景を半透明にすることで、奥行き感を演出する機能です。しかし、この機能も視覚効果と同様に、動作を重くする可能性があります。

設定方法は以下の通りです。

1. 設定アプリから「アクセシビリティ」をクリック

2. メニューの中から「視覚効果」をクリック
   

3. 「透明効果」をオフ
   

ポイント

透明効果をオフにしても、見た目に大きな変化はありません。

7. Windowsアップデートの自動更新設定

Windows Update は、セキュリティ対策や新機能の追加など、パソコンを安全かつ快適に使い続けるために重要な役割を果たしています。
Windowsアップデートの自動更新をオンにしていると、更新プログラムのダウンロードやインストールが自動的に行われます。そのため、更新プログラムのダウンロード中にパソコンの動作が、重くなることがあります。

そこで、自動更新を一時停止することで、パソコンの動作を改善することができます。

1. 設定アプリから「Windowsアップデート」をクリック
2. 「更新の停止」という項目があるので、メニューを開いてお好みの停止期間を選択
   

ポイント

完全に停止することはできませんが、1週間から最大5週間の一時停止が可能です。

更新プログラムの管理方法

不具合を避けつつセキュリティを維持したい場合は、更新プログラムがリリースされる毎月第2水曜日の前日に手動更新する方法があります。Microsoftは、通常、毎月第2火曜日に米国時間午前10時（日本時間では水曜日の午前2時）にセキュリティ更新プログラムを含む更新プログラムを公開しています。そのため、毎月第2水曜日の前日に手動更新することで、不具合の発生を他のユーザーの事例で確認してから実施でき、なおかつ1か月遅れながらもセキュリティ更新を行うことができます。

メリット

• リスクの回避: 更新直後に発生する可能性のある不具合を回避
• セキュリティの維持: 完全な更新停止を避けつつ、セキュリティレベルを維持

注意点

• 迅速な対応: 1ヶ月遅れの更新になるため、以下の場合は早めの更新を検討しましょう！
  • 重大な脆弱性が発見された場合
  • マルウェアの大規模な感染が報告された場合
  • Microsoftが緊急の更新を推奨している場合

重要な注意点

Windowsアップデートには重要なセキュリティ更新が含まれています。 更新の停止はあくまで自己責任でお願いします。

8. スーパーフェッチの無効化

スーパーフェッチは、よく使うアプリの起動を速くするために、必要なデータをあらかじめメモリに読み込んでおく機能です。
スーパーフェッチを無効にすると、アプリの起動が遅くなります。
しかし、メモリ4GB以下のPCでは、この機能がかえって動作を重くしてしまうことがあります。

その場合は、以下の手順で無効化することができます。

1. 「Windowsキー」+「R」、「ファイル名を指定して実行」を表示

2. 入力ボックスに「services.msc」と入力し、「OK」をクリック
   ↓コピペ用

   services.msc
   

   

3. 表示されるサービスの一覧から「SysMain」を探し、ダブルクリック

4. 「スタートアップの種類」を「無効」に変更し、「適用」→「OK」をクリック
   

注意点

メモリが少ないPCでは、動作がスムーズになることもありますので、試してみる価値はあります。
設定を変更して問題が発生した場合は、同じ手順で「スタートアップの種類」を「自動」に戻してください。

9. システムの復元ポイントの管理

システムの復元ポイントとは、Windowsの設定や状態を保存しておく機能です。

問題が発生したときに、この復元ポイントに戻すことができます。

ただし、復元ポイントはハードディスクの容量を使用するため、容量が不足する原因となることがあります。
必要最小限に設定することで、ディスク容量を節約できます。

1. スタートメニューの検索窓に「システムの保護」と入力し、Enter
   

2. システムドライブ(OSが入っているドライブ、たいていはCドライブ)を選択し、「構成」をクリック
   

3. 「最大使用量」のスライダーを調整（推奨：5%程度）

4. 「適用」→「OK」をクリックして設定を保存
   

注意点

• システムの復元ポイントは、Windowsに問題が発生したときの対策として重要
• 完全に無効にすると、トラブル時に復旧できなくなる可能性あり
• 容量を5%未満に設定することは非推奨

10. タスクバーの表示設定

タスクバーの表示内容は、パソコンのパフォーマンスに多少なりとも影響を与えます。タスクバーとは、画面下部にある帯状の領域で、よく使うアプリや通知アイコンが並んでいる部分です。

たとえば、検索ボックスには画像が表示されています。これはパソコンの動作には直接関係ないため、非表示にするとリソース（パソコンの処理能力）の消費を抑えることができます。

また、「ウィジット」には、天気予報などの情報が表示され、便利な機能ではありますが、少しでも パフォーマンスを改善したいなら、こちらもオフにしましょう。余分な機能の表示を制限し、動作の軽量化ができます。

少しでも改善したい場合は、下記の手順で設定を変更してみましょう。

1. 設定アプリから「個人用設定」をクリック

2. 「タスクバー」をクリック（下のほうにあります）
   

3. 「タスクバーの項目」の「検索」を「検索アイコンとラベル」に変更

4. 下記の赤枠の項目のトグルボタン（オンとオフを切り替えるスイッチ）をオフ
   

ポイント

検索は「検索アイコンのみ」や「非表示」でもよいでしょう

11. 再起動を習慣化する

パソコンを長時間使用していると、様々なメモリが溜まって動作が遅くなります。再起動することで、溜まったメモリを解放し、動作を軽くすることができます。何日もシャットダウンせずに使用している方は、1日1回程度は再起動しましょう。

シャットダウンと再起動の違い

• 再起動

  • パソコンを一度停止し、すぐに起動する
  • これにより、メモリの解放やシステムのリフレッシュ（初期状態に戻すこと）が行われる
  • システム更新やドライバの設定変更後にもよく用いられる
  • メモリやプログラムが完全にリセットされるため、問題解決に効果的

• シャットダウン

  • 完全に電源を切ることで、電力が供給されなくなる
  • 長時間使用しない場合や物理的な移動がある場合に利用する
  • ただし、Windows 10以降では、高速スタートアップの影響で一部のシステム情報が、保持されることがある
  • そのため、動作が重くなった時は、シャットダウンよりも再起動の方が効果的

まとめ

Windows PCの動作を快適にするためには、適切な設定と管理が重要です。本記事で紹介した11の方法は、パフォーマンスを向上させ、より効率的な作業環境を構築できます。特に、メモリやCPUリソースが限られた低スペックPCでは、これらの設定を適切に行うことで、日常的な作業をより快適に進めることが可能となります。

もし記事の内容に間違いがあれば、コメントでご指摘いただけますと幸いです。また、ここで紹介した以外にも効果的なWindows最適化の方法や、高速化テクニックなどをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ共有していただければと存じます。例えば、特定のソフトウェア開発環境（例えば、Visual Studio等）での最適化テクニックや、代替ソフトウェアによるパフォーマンス向上の方法など、皆様の知見をお聞かせいただければ幸いです。