はじめに
※こちらの記事は、年末に書きましたが、投稿が間に合いませんでした、、
執筆時の状況を想像して読んでいただけますと幸いです。
こんにちは🌤
自称、駆け出しフルスタックエンジニアのココアです!
2025年も残すところあと1日というところで、地方の実家に絶賛帰省中です。☕
エンジニアあるあるかもしれないですが、一人暮らしの家には開発用の強力なデスクトップPCがあるのに、帰省時は性能の低いノートPCしか持っていけず、実家でTwitter(X)を眺めることしかできない……。このような実家での生産性ダダ下がり問題に悩まされている同志エンジニアは多いのではないでしょうか。
RDPやSSH接続で自宅PCにつなげたり、開発環境をクラウドに集約している方は問題ないでしょう。しかし、Windows Homeエディションをお使いの方や、アプリ開発でエミュレータを使うためGUI環境が必須な方にとっては、なかなか難しい問題です。
今回は、そんな迷える同志諸君のために、最強のリモートデスクトップ環境の構築方法を紹介します!
私の開発環境
まず、現在の私の開発環境を紹介します。
デスクトップPC(Windows 11 Home)
- Android Studio
- VS Code
ノートPC Let's Note(Windows 11 Home)
- 8年前に大学生協で購入したため、満足に動かない
普段はデスクトップPCで快適に開発していますが、帰省先にはノートPCしか持っていけません。
さらに、Windows 11 Homeのため公式RDPも使えない状況でした。
なぜRustDesk × Tailscaleなのか?
自宅にある開発用PC(Windows 11 Home)に、外出先のノートPCから安全にリモート接続したい――このニーズを持つ方は多いと思います。
しかし、以下のような制約があると、意外と選択肢が狭まります:
- Windows 11 Homeは公式RDPのホストになれない
- ポート開放はセキュリティ的に避けたい
- TeamViewer/AnyDeskは商用判定が怖い
- できれば完全無料で自分で制御したい
そこで本記事では、RustDesk × Tailscaleを使って、以下を実現する方法を解説します:
- Windows 11 Home対応
- 中継サーバー不要
- VPN内でP2P直結
- 完全無料
構成概要
全体構成図
[外出先ノートPC]
└ RustDesk
↓(Tailscale VPN / WireGuard)
[自宅Windows 11 Home]
├ RustDesk(無人アクセス)
├ Flutter / Android Studio
└ Android Emulator
この構成のポイント
- RustDesk公式サーバーを経由しない
- TailscaleがWireGuardベースの仮想LANを提供
- RustDeskはIP直指定でP2P接続
- ポート開放不要でセキュア
使用する技術
RustDesk
- オープンソースのリモートデスクトップソフト
- 商用判定の心配なし
- Windows Homeエディションでも使用可能
Tailscale
- WireGuardベースのゼロ設定VPN
- NAT越え自動対応
- 設定が非常に簡単
前提条件
本構成を実施するには、以下が必要です:
- ホストPC: Windows 11 Home(自宅常設)
- クライアントPC: Windows(ノートPC想定)
- 両PCで管理者権限が使える
- インターネット接続環境
手順① RustDeskのインストール
ダウンロード
RustDesk公式サイトからWindows x86_64 (.msi)版をダウンロードします。
rustdesk-x.x.x-x86_64.msi
インストール
インストーラーを起動し、基本的にすべてデフォルト設定でOKです。
重要: サービスとして登録できる
.msi版を必ず使用してください。
開いたら完了!
手順② RustDeskを無人接続対応にする(重要!)
外出先から接続するには、無人アクセスの設定が必須です。
設定手順
RustDeskを起動し、設定 → セキュリティを開きます。
以下の項目をすべて有効化してください:
- Install RustDesk Service
- Start RustDesk on boot
- Enable unattended access
パスワード設定
- 固定パスワードを設定する
- ワンタイムパスワードは無効化する
外出先から接続する場合、ワンタイムパスワードは使わない方が実用的です。強固なパスワードを設定しましょう。
手順③ Tailscaleのセットアップ
インストール(両PCで実施)
- Tailscale公式サイトからインストーラーをダウンロード
- 両方のPCにインストール
- 同一アカウントでログイン
- 接続状態が
Connectedになることを確認
IPアドレスの確認
Tailscale接続後、各PCに以下のようなTailscale IPが割り当てられます:
100.xx.xx.xx
このIPアドレスを確認してメモしておきましょう。ホストPC(自宅デスクトップ)のTailscale IPが、RustDeskの接続先として使用します。
手順④ RustDesk × Tailscaleで接続する
いよいよ実際の接続です!
クライアントPC側の操作
RustDeskを起動し、接続先入力欄に TailscaleのIPアドレスを入力して、あらかじめ設定したパスワードを入力すると、、

接続ができた! 🔥
重要: 接続方法の違い
従来の方法と今回の方法の違いを理解しましょう:
| 項目 | 従来 | 今回の方法 |
|---|---|---|
| 接続先 | ❌ RustDesk ID | ✅ Tailscale IP |
| 認証 | ❌ ワンタイムパスワード | ✅ 固定パスワード |
| 経路 | 公式サーバー経由 | VPN内P2P直結 |
この方法により、より高速で安全な接続が実現します。
セキュリティについて
この構成のセキュリティレベルは非常に高いです:
- 通信はTailscale(WireGuard)でエンドツーエンド暗号化
- RustDesk公式サーバーを経由しない
- インターネットから直接到達不可能
- ポート開放不要
自宅開発PCのリモート接続としては、非常に強固な構成です。
他の手段との比較
| 手段 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| Windows公式RDP | 公式の安心感 | ❌ Homeエディションで使えない |
| TeamViewer | 簡単 | ❌ 商用判定が厳しい |
| AnyDesk | 軽量 | ❌ 使用頻度で制限される |
| Chrome Remote Desktop | Googleアカウントで簡単 | ❌ VPN内完結できない |
| RustDesk × Tailscale | 無料・安全・Home対応 | ✅ 最もバランスが良い |
おわりに
この構成を使えば、以下が実現できます:
- 外出先から自宅開発PCに即座に接続
- Android Emulator/Flutter開発も問題なし
- 完全無料かつ自己管理
- セキュリティも万全
「自宅PCを安全に使い倒したい」「帰省先でも開発環境を維持したい」という方には、かなりおすすめできる構成です。
では、また👋
謝辞
Claude様とChatGPT様に校閲やらリサーチをしていただきました。
まいどまいど、ありがとうございます。










