始めに
「友達にMacbookを貸さなければいけない。わざわざ別のユーザーアカウントを作るのってちょっとアレだから、できれば写真とメッセージアプリだけにロックをかけたい。」
「家族全員が1台のMacを共有しています。一部のアプリにパスワードをかけて、子供が利用できなくしたいです。」
「会社で席を外す際に時々パソコンをロック画面に切り替えるのを忘れてしまいます。それにただ印刷物をちょっと取りに行くだけでいちいちロック画面に切り替えるのが面倒すぎます。大切な情報が入っているアプリだけをロックする方法はないでしょうか?」
...
このように、Macで特定のアプリにロックをかける方法を探している方がいます。
この記事では、Cisdem AppCryptを使ってMacのアプリにパスワードをかける方法を紹介したいと思います。
Cisdem AppCryptの使い方
1. まずはCisdem AppCryptを起動します。初回起動時にパスワードを設置する必要があります。

このパスワードは、Cisdem AppCryptのメイン画面を表示(設定変更)するたびに入力しなければいけません。
ロックしたアプリを開くたびにも入力する必要があります。
また、他人による不正終了を防止するように、システム設定やアクティビティモニタなどのアプリにもロックをかけることがお勧めですので、これらのアプリもロックする場合、システム設定を変更するためにシステム設定を開くたびにもパスワードを入力しなければいけません。
よって、必要に応じてパスワードの複雑程度を決めましょう。パスワードが複雑しすぎた場合、普段の利用中に面倒になりますので。
Cisdem AppCryptは起動しないと機能できませんので、「システム起動時に実行する」にチェックを入れるのがおすすめです。
2. パスワード設定完了後、メニューバーにCisdem AppCryptのアイコンが表示されます。クリックして、「メイン画面を表示」をクリックします。

3. 先ほど設定したパスワードを入力して、「OK」をクリックします。

4. アプリロック画面が表示されます。アクティビティモニタ、システム設定、ターミナルの3つのアプリはデフォルトでロックリストに追加されています。

上記でも説明しましたが、この3つのアプリをロックしないと、Cisdem AppCryptは他人に簡単に不正終了されてしまいますので、ロックリストから削除しないほうがおすすめです。
5. 「+」ボタンをクリックしてロックするアプリを追加します。あるいは、Finderで「アプリケーション」フォルダに入り、ドラッグ&ドロップで追加します。

6. そして右上の「スケジュール」アイコンをクリックして、ロックする時間帯を設定します。例えばとても重要な資料やプライバシー情報が入っているアプリの場合、一日中ロックをかけます。

7. アプリを選択して、左上隅の時計アイコンをクリックして、「カスタムスケジュール」を有効にすれば、そのアプリの独自のスケジュールを設定できます。例えばそれほど重要なデータが入っていないアプリの場合、友達がMacを使う時間帯のみロックするとか、子供が家に帰ってくる時間帯のみロックするとか、会社にいる時間帯のみロックするとか、必要に応じて設定できます。

8. 左下隅の「許可リストに切り替える」を有効にした場合、追加されたアプリ以外のすべてのアプリがロックされます。

9. 「ウェブブロック」機能で特定のサイトをブロックすることもできます。広告サイトや気が散るサイトをブロックするのに役立ちます。

サイトをブロックする時間帯も一般スケジュールでコントロールされます。あるサイトを常にブロック・常に許可する場合、右下隅の「例外」機能を利用しましょう。
あるいは、そのサイトを選択して、左の時計アイコンをクリックし、その独自のスケジュールを設定します。
10. 「設定」ボタンで、いろいろCisdem AppCryptの設定をカスタマイズできます。

例えば 「ロック解除失敗時に写真を撮る」 機能で、誰かがMacを覗こうとした際にその人の顔写真を撮れます。
※「写真を撮る」機能を有効にしなくても、Cisdem AppCryptはロック解除失敗した時間や開こうとするアプリなどの情報を記録してくれますので、「メニュー」>「ロック解除失敗記録」で確認できます。

そして、「AppCryptをメニューバーに表示する」機能を無効にした場合、メニューバーに表示されたCisdem AppCryptのアイコンが消えます。身を隠すことができます。
また、「アプリを一定時間操作しない場合の自動ロック」や、「Macを一定時間操作しない場合の自動ロック」を有効にした方が、席を離れる際に再ロックを忘れてしまっても心配がなくなります。
おわりに
この記事では、Cisdem AppCryptを使ってMacで特定のアプリをロックする操作方法を詳しく紹介しました。
わりと簡単に利用できます。