現象の詳細
発生環境:
- アプリケーション: Microsoft Word for Microsoft 365 (バージョン2510)
- IME: Google日本語入力
- OS: Windows 11
症状:
Google日本語入力が有効な状態で、Wordを起動(ファイルからの起動、新規作成いずれも)すると、数秒後にアプリケーションが強制終了する。
想定される原因
Microsoft WordとGoogle日本語入力の組み合わせで、最近のWordまたはWindowsのアップデートにより互換性の問題が生じ、クラッシュを引き起こしている可能性がある。
特に、Word起動後に右下へCopilotアイコンがフローティング表示される直前に強制終了することから、このUI変更とIMEとの連携処理が関係している可能性が高い。
回避策
根本的な解決はMicrosoftまたはGoogleからの修正アップデートを待つ必要があるが、現時点で有効な回避策を以下に示す。
一時的にMicrosoft IMEに切り替える
切り替え方法:
-
ショートカットキー:
Windowsキー+スペースキーを押して、表示される言語一覧からMicrosoft IMEを選択する。 - タスクバー: 画面右下のタスクバーにある入力インジケーター(「あ」や「A」のアイコン)をクリックし、Microsoft IMEを選択する。
Wordを起動してからGoogle日本語入力に戻す
もし単語登録などの理由でGoogle日本語入力を使い続けたい場合、一度Microsoft IMEの状態でWordを起動し、その後Google日本語入力に切り替えることで現象を回避できる。