Google 検索の表示が18日で1,581回から528回に落ちた
当社サイトの Google 検索での表示が、2026-09-10 を境に落ちました。前の18日(2026-08-23〜2026-09-09)は1,581回、後の18日(2026-09-10〜2026-09-27)は528回です。1日あたり88回が29回になりました。
こういうとき、まず自分の配信を疑いたくなります。当社はこの時期、ほぼ毎日サイトを配信していたからです。ただ、配信の記録を1件ずつ読む前に、Search Console の数字だけで絞れることが3つありました。
結論から書きます。社名で探した表示は落ちていませんでした。落ちたのは、ほぼ1つの区分でした。表示が減ったページの上位40枚のうち30枚は、Google が最後に取りに来たのが崖より前でした。 その30枚は、ページの中身を書き換えたせいで落ちたのではありません。原因そのものは、まだ名指しできていません。
この記事の数字の出どころは、当社サイトに置いた元データです(日ごとの表示・区分ごとの内訳・40枚の検査結果・この数字で言えないことつき)。引用するときは、こちらを出典にしてください。
https://braincommunity.jp/jissoku/sc-gake.html
1. 社名で探した表示を分ける
表示には、社名で探した人の分が混ざります。当社の場合、そこには社内の者が自分で検索した分も入っています。これを分けないと、社名検索の増減を「サイトの力」と取り違えます。
| 社名で探した表示 | 社名以外の表示 | 語が伏せられた表示 | |
|---|---|---|---|
| 前の18日 | 14 | 251 | 1,316 |
| 後の18日 | 19 | 29 | 480 |
社名で探した表示は14回から19回で、落ちたのは社名以外でした。
ただし、表示の大半(前83%・後91%)は、Google が検索の語を伏せたものです。サイト全体の表示(軸なしで取る)から、語の軸で取った表示を引くと、この数になります。語の軸だけを見て「この語が減った」と言うと、表示のごく一部しか見ていないことになります。
import re
BRAND = re.compile(r"ブレイン\s*コミュニティ|brain\s*-?\s*community", re.I)
def split(rows, total):
brand = sum(r["impressions"] for r in rows if BRAND.search(r["keys"][0]))
other = sum(r["impressions"] for r in rows if not BRAND.search(r["keys"][0]))
return brand, other, total - brand - other
2. どの区分が落ちたかを見る
ページの軸で取り、アドレスの最初の階層で束ねました。
| 区分 | 前の18日 | 後の18日 |
|---|---|---|
| /tanaoroshi/ | 1,440 | 372 |
| /uriage/ | 193 | 52 |
| / | 60 | 36 |
ページの軸の表示は、1回の検索で2枚出れば2回と数えるので、足すとサイト全体より多くなります。そのうえで、減った分の84%が /tanaoroshi/(業種ごとのページ)でした。サイト全体が一様に落ちたのではありません。
3. 「最後に取りに来た日」を見る
ここがいちばん効きました。表示が減った順に40枚を、Search Console の URL 検査 API に1枚ずつかけました。
import json
import urllib.request
def inspect(url, site, token):
body = {"inspectionUrl": url, "siteUrl": site}
req = urllib.request.Request(
"https://searchconsole.googleapis.com/v1/urlInspection/index:inspect",
data=json.dumps(body).encode(),
headers={"Authorization": "Bearer " + token, "Content-Type": "application/json"})
with urllib.request.urlopen(req) as r:
s = json.load(r)["inspectionResult"]["indexStatusResult"]
return s.get("coverageState"), s.get("googleCanonical"), s.get("lastCrawlTime")
結果はこうでした。
- 40枚とも、Google に登録されたまま
- 40枚とも、Google が選んだ正規のページは自分自身
- 30枚は、Google が最後に取りに来たのが 2026-09-10 より前(いちばん多いのは 2026-08-26 の21枚)
最後に取りに来たのが崖より前なら、崖の前も後も、Google が持っている中身は同じ版です。その30枚については、ページの書き換えは原因の候補から外せます。 配信の記録を読む前に、疑う先を40枚のうち10枚まで絞れました。
| ページ | 前の表示 | 後の表示 | 最後に取りに来た日 |
|---|---|---|---|
| /tanaoroshi/guide/gs.html | 82 | 12 | 2026-08-26 |
| /tanaoroshi/guide/honyaku.html | 69 | 1 | 2026-08-26 |
| /tanaoroshi/guide/inshoku.html | 69 | 4 | 2026-08-22 |
| /tanaoroshi/guide/dealer.html | 60 | 6 | 2026-08-26 |
| /tanaoroshi/guide/yakkyoku.html | 56 | 3 | 2026-08-26 |
消えた語は、言葉を思い出せない人の検索だった
後の18日に1回も表示されなかった語を並べると、「店の何々数を見て発注する」「店のなんとか数を見て発注する」のように、言葉を思い出せない人の検索が上に来ました。前の平均順位は3.9位と3.1位です。当社のページは、こうした語で上位に出ていて、それが消えました。
当社はこう読んだ
ここからは数字そのものではなく、当社の読み方です。
- 崖を見たら、配信の記録より先に「社名」「区分」「最後に取りに来た日」で絞る。 3つとも Search Console の API で取れます。
- 最後に取りに来た日が崖より前なら、そのページの書き換えは外せる。 当社は、ほぼ毎日の配信を全部疑うところから始めずに済みました。
- 残るのは、Google 側の付け替えか、サイト全体に効く何か。 ここから先は、外からは測れない部分が大きくなります。原因を名指しできるまでは、「これで落ちた」とは書きません。
この数字で言えないこと
- 原因は名指ししていません。Google がどう順位を付け替えたかは、外からは見えません。
- 表示の大半は、検索の語が伏せられています。消えた語は、見えている語だけの話です。
- 最後に取りに来たのが崖より後だった10枚は、崖の日にどの版を持っていたか分かりません。
- 直近の数日は、Google がまだ確定していない数を含みます。
- 当社の1サイト・18日と18日の比較です。
この記事は抜粋です。日ごとの表示・区分の全部・40枚の検査結果のうち上位15枚は、元データの方にだけ載せています。
元データと引用のしかた
日ごとの表示・区分ごとの内訳・検査の結果・この数字で言えないことは、当社サイトに置いています。数字を引用するときは、記事ではなく元データを出典にしてください。そのまま貼れる形はこうです。
出典:ブレインコミュニティ合同会社「Google 検索での表示は、18日で1,581回から528回に落ちた(当社サイト・2026-08-23〜2026-09-27)」
https://braincommunity.jp/jissoku/sc-gake.html (2026-09-29 測定)
当社が自分で測ったほかの数字も、同じ置き場にまとめています。
→ https://braincommunity.jp/jissoku/
業務システムの内製化と、AI活用の受託開発をしています。
ブレインコミュニティ合同会社 — https://braincommunity.jp/