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"KakeiBon By Rust"は53歳(もうじき54)によって開発されました

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おはようございます。ホビーエンジニアのYoshihiro NAKAHARAです。
言うまでもないかもしれませんが、ホビーといっても、おもちゃのホビーではなく、プログラミングが趣味の暇人です。

突然ですが、家計簿アプリと聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
Za●m?それともM●ney f●rward?どちらもオンライン家計簿ですよね。
運営企業は透明性を謳っていますが、実際にオンライン!怖い!データが漏洩する可能性があるんじゃないの?と感じている人も少なからず存在しているのではないでしょうか。

私自身のことについて、ちょっと触れておくと、かなり発達の凸凹があり、発達障害のグレーゾーンです。そんなこともあり、お金の管理が苦手です。
オンライン家計簿も課金して使っているのですが、集計がカスタマイズできなかったり、どうしても万人が使えるように設計されているため、かゆいところに手が届いてないのですよね。もちろんそれは、設計上やむを得ないところであるのは承知しています。

で、ここからが本題なのですが、カスタマイズがあまりできないのなら、自分で家計簿アプリを作ってしまえ!ということで、AI初心者の私が、AIに指示を出しながら作っているのが「KakeiBon by Rust」です。私自身、視力がかなり弱いこともあり、大きな文字の家計簿アプリが欲しい!と思ったのも、プロジェクトをスタートする大きな動機になっています。
実際にアプリを観てもらえば一発でわかるのですが、家計簿アプリなので、基本機能から大きく離れた機能は実装していません。ただし、UI/UXについては強いこだわりを持って作っているため、目が悪い人が使う時に使いやすい!と思ってもらえるのではないでしょうか。

今日時点で、入力系画面の基本実装がほぼ完了しているのですが、実装に関しては100%AIの生成物です。現在、一般的にAIの生成物は人間が手を加える必要があるというのが、一般的な常識だと思うのですが、この常識を軽く飛び越えたAIによる驚異的なコードのカバー率を叩き出しているのが、この「KakeiBon by Rust」プロジェクトなのです。このようにAIによるコードのカバー率100%なので、私自身は一切コードを弄っていません。私自身の役割は、設計とプロジェクトの進捗管理およびテストによる動作確認が基本的な役割だと割り切って、開発を進めています。AIの生成コードを100%使っているなら、プロジェクトの規模が小さいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、技術ベースでいうとRust+Tauriフレームワーク+SQLite3の構成になっており、現時点でのコードの総量が約28,000行で、プロジェクトの規模は中規模です。AIの情報によると、この規模のプロジェクトでは一般的に開発メンバーは3〜5人程度で開発期間は半年から1年程度掛かってもおかしくないということでした。完全にひとりで開発する規模のプロジェクトではなくなっています。で、「KakeiBon by Rust」の開発メンバーは?というと、私とAI(GitHub Copilot+Claude Sonnet 4.5とネイティブのClaude Sonnet4.5も使っています)のみで、開発が現在9割程度完了しているのですが、開発期間は現時点で1ヶ月弱です。単純計算で、AIを使わない場合、30〜60人月程度かかるはずの開発が、AIをひとりの人間として換算すると、およそ2人月でほぼほぼ実装が完了している計算になります。もちろんバグも現時点ではほぼ残っていません。正直、「KakeiBon by Rust」プロジェクトでAIを本格的に使うようになるまで、私自身AIには懐疑的でほとんど手を出していなかったのですが、見方が180°変わり、現時点ではAIなしの開発は考えられなくなっています。

現在はAIバブルまっ只中で、あと2〜3年でバブルが弾けるのではないかと言われていますが、AIの技術がなくなるわけではなく、AIがボールペンやノートのように誰でも使うツールに変化(変質)していくだろと想像しています。

また、AIの台頭により、プログラマは淘汰される存在とも言われていますが、実際には現在のAIの概念として、技術的にそこまでの能力は持ち合わせていないと思っています。もちろんAIの進歩は目覚ましいものはありますが、実際に駆け出しプログラマの数は増えているようですし、これまで以上にシステム設計の出来るエンジニアが必要とされるでしょう。これからのIT業界は、ちょっとプログラムがわかるけどシステム設計についてはあまり詳しくないかわりに、AIを使いこなすプログラマと、バリバリシステム設計の出来るエンジニアという二極化が加速するのではないかと、私は睨んでいます。

長々と書きましたが、私の作っている「KakeiBon by Rust」を実際に観てもらうのが、一番プロジェクトの規模感や優れたUI/UXを体感してもらえるのではないかと思うので、最後にリンクを貼り付けておきます。

KakeiBon by Rust

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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