2016/04/20にjenkinsのメジャーバージョンアップがされて約8ヶ月経ちました。
jenkins2.0は1.0の時にあったworkflow-plugin郡をPipelineという機能名で正式に組み込んだのが一つの目玉でした。
とはいえworkflow-pluginは1.0の時から使っていたので、個人的に2.0になっても大きな変化はありませんでした。(互換性を保つという話でしたしね)
ですが今回、大きな変化が生まれようとしています。
当時から話にあったBlueOceanというプロジェクトで、今までのjenkinsからUIを一新するという思い切ったものです。
これのbeta版がpluginでインストールできるようになったので入れてみました。
jenkins バージョン
- 2.35 (Weekly Release)
準備
基本的には https://jenkins.io/projects/blueocean/ に必要なことは書いてあるので読んでください。
これの「Use the beta」という項目の通りに作業を進めます。
インストール
プラグインの管理から「利用可能」なplugin一覧で「BlueOcean beta」でフィルターすると出てきますので、これをインストールします。
インストールが開始されると、色々依存pluginがインストールされます。この量はjenkinsのバージョンアップ以来でした。
あとは再起動が完了してページ上部に以下のようなボタンが表示されるようになれば準備完了です。
触ってみる前に
インストールして気になったこととして、Pipelineプラグインなども一部ダウンロードされていましたので、既存の画面に影響はないのか?ということです。
結論から言うと私の環境では特に影響無さそうでした。
各種Pipelineも正常に動作しました。
触ってみる
「Open Blue Ocean」というボタンをクリックするとBlueOceanのUIに遷移します。
私の環境で確認できた各種画面を貼っていきます。
ジョブ一覧
- ジョブが沢山あると一部のジョブしか表示されません
- 「Show More」と下部に表示されてクリックすると増えます
- 全て表示するには何度も「Show More」をクリックが必要です..
- 「Show More」をクリックすると一覧のTOPに戻されます...
- 現状ではまだビューが実装されていないようです
- ジョブの検索もできません
- 「Login」ボタンはありますが、クリックすると既存の画面でログインします
- 「New Pipeline」はPipelineの作成画面ではなく、既存の作成するジョブを選択する画面に遷移します
- 既存の画面に戻るボタンは今のところ存在しないので、URLを書き換えて戻ります
ジョブ画面
- 「Run」をクリックするとジョブが実行されます
- 現状はビルドパラメータの画面にならないで、いきなりジョブが実行されるようなので気をつけてください
- 歯車マークはジョブの既存の設定変更画面に遷移します
- 各実行結果の更新マークをクリックすると再実行されます
ジョブ結果(成功)
- Pipeline
- stage-stepの順に遷移図が表示されます
- parallel-stepの数だけ遷移が分岐します
- 各stageをクリックすると下部にそのstage内のstepが表示されます
- Artifactsは保存したビルドデータが表示されます
- 現状はfingerprintは表示されないようです
- Changes/Testsは使ってないので分かりません
ジョブ結果(失敗)
- コンソールのログは右隅のアイコンどちらかをクリックすれば確認できます(表示またはダウンロード)
以上です。ちょろっと操作しただけになりました。
pipelinのエディタが実装されたらまた試してみたいなと思います。