テストで電子メール、クレジットカード、電話番号などを扱うこともあると思います。
そんな時に失敗しないための忘備録
###ドメイン名
RFC2606によるとTLD(Top Level Domain)として、
xxx.test
xxx.example
xxx.invalid
xxx.localhost
が予約され使えるとあります。
.testは、DNSに関するテストで使用されることを想定しています。
.exampleは、サンプルコードやドキュメントなどに記載される用途を想定しています。
.invalidは一目で無効であることが確実な状況のドメイン名として使用されることを想定しています。
.localhostはドメインではないですが、予約されているという意味で提示されています。
Second Level Domainとして下記のドメイン名も予約されています。
example.com
example.net
example.org
これらは、The Internet Assigned Numbers Authority (IANA)が同意し予約されたドメインです。2019年1月現在、これらのドメイン名は93.184.216.34としてresolveされます。
また、http://example.comにアクセスするとこんな画面が表示されます。
###メールアドレス
少なくともドメインは上記に記したように予約されているので、問題はないと思いますが論拠は見つかりませんでした。(エラーメールになったりするんでしょうか。確かめていません)
hoge@example.com
###IPアドレス
RFC 6890により規定されているようです。
192.0.2.0/24
198.51.100.0/24
203.0.113.0/24
###クレジットカード
決済サイトのテストなどでクレジットカード番号を入力したい場合があります。
カード番号のリストを掲載している記事もあるのですが、元ネタが何か分からなかったので、Web決済事業者のページを当たってみました。
結果として全てのサイトで共通の番号はなかったのですが、多数決で使えそうな番号は下記の通りです。(3〜4サイトで共通でした)
カード番号 | ブランド |
---|---|
4242424242424242 | Visa |
5555555555554444 | MasterCard |
5105105105105100 | MasterCard |
3530111333300000 | JCB |
3566002020360505 | JCB |
378282246310005 | American Express |
371449635398431 | American Express |
38520000023237 | Diners Club |
30569309025904 | Diners Club |
セキュリティコードは任意の数字3桁、または4桁です。
確認した決済サイトは下記の通り。
運営会社 | URL |
---|---|
ペイパル | https://pay.jp/docs/testcard |
Yahoo.co.jp | https://fastpay.yahoo.co.jp/docs/card |
GMO payment | https://faq.gmo-pg.com/service/detail.aspx?id=1681&a=102&isCrawler=1 |
stripe | https://stripe.com/docs/testing |
omise | https://www.omise.co/ja/api-testing |
電話番号(SMS)
残念ながら見つかりません。
これ使えるというのがあればおしらせください!