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UnityでGemini CLIを使ってみた

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目次

  1. 概要
  2. 想定環境
  3. Unityのインストール
  4. Geminiのインストール
  5. UnityでGemini CLIを使う方法

概要

数日前に、Googleから"Gemini CLI"というコマンドラインで使えるAIエージェントがオープンソースで公開されたようです。

しかも無料版でも1日1000リクエストと、かなり使えるようです!!(2025年6月27日現在)

コマンドラインで使える、、、つまりUnityのフォルダ構造も直接見てアドバイスしてくれるAIになるのではないか、、、ということでUnityでGemini CLIを使ってみることにします。

想定環境

本記事の執筆は、以下の環境で行いました。
OS : Windows 11
Unityバージョン: Unity 2021.3.40f1

Unityのインストール

インストールされていない場合は、まずUnityの公式サイトからUnityをインストールします。

Gemini CLIのインストール、セットアップ

Gemini CLIのインストールやセットアップ、簡単な使い方などについてこちらの記事にまとめているので、まだGemini CLIをインストールされていない方はこちらからご覧ください!

UnityでGemini CLIを使う方法

準備

さて、早速ですがいよいよUnityでGemini CLIを使ってみます。

まず、Unityで適当なプロジェクトを新規作成します。ここでは3D(Built-In Render Pipeline)を選択しましたが、これはなんでも良いでしょう。

image.png

image.png

プロジェクトが作成出来たら、そのプロジェクトの配下にコマンドプロンプト上で移動し、そこでGemini CLIを起動します。Gemini CLIを起動するコマンドは次の通りです。

gemini

image.png

プロンプトの実行

ここからはLv.1からLv.3までの3段階の難易度でプロンプトを実行してみます。

Lv.1 : C#スクリプト自動生成

Lv.1と言いつつ、こんなことができるのか不安ですがまずはやってみます。

image.png

おお!Assets/Scriptsフォルダを作成してくれました。なかなかやりますね。

image.png

この後、相対パスだったためスクリプトの生成に失敗しますが、流石Gemini。さらに修正を加えて実際にC#スクリプトを作成しました。

image.png

実際にUnityの画面に移ると、コンパイルが行われ、以下のファイルが実際に生成されていました。

image.png

ちなみに、途中のエラーは「Gemini Pro 2.5からの返事が遅いのでFlashにしました、Proを使いたい場合はAPIでの認証を考えてね。」という内容でした。面倒なのでとりあえずFlashでいきます。

Lv.2 : シューティングゲームの作成

割とざっくりとした指示で、さらに複雑なスクリプトを組ませてみます。今回はシューティングゲームを作ってもらいましょう。

image.png

お、良さげですね。

image.png

エディタでの手順まで教えてくれます。さすがGemini。

image.png

3Dプロジェクトだという事を伝えていなかったので2Dを前提とした設計になっていました。修正方法も提示してくれていますが、せっかくなのでコードの修正も任せてみます。

image.png

よさそうですね。

image.png

エディターで必要と言われた設定をしたら、一応キャラクターを動かせて、当たり判定や勝敗判定のあるシューティングゲームが出来ました。(下の四角がプレイヤー、上の丸が敵。)

image.png

Lv.3 : マテリアル自動生成

流石にマテリアルの自動生成は無理かな?
image.png

やはり、マテリアルはバイナリファイルなので不可能とのことでした。でもフォルダは作ってくれたので良しとしましょう。

image.png

おまけ

ちなみに、Gemini CLI本人に聞いたところ、エディターでの操作一式は出来ず、あくまでもスクリプトに関連する作業が実行可能との事でした。

image.png

まとめ

操作できるのはスクリプトのみで、エディターでの操作は難しいようですが、フォルダ全体を見てスクリプトを作ったり修正したりしてくれる存在はかなり大きいのではないかと思います。しかも現状無料で1000リクエストを毎日送れるとなると、かなり使いやすそうですね。

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