✅ 前回試したこと
以下の記事をご参照ください:
🔗 https://qiita.com/Altary/items/80db209064676e6755c8
⚠️ 前回の失敗と今回の改善
項目 | 前回の課題(API従量課金・自動任せ型) | 今回の改善(Proプラン・明示指定型) |
---|---|---|
💰 課金方式 | API利用ごとに課金、1時間で約5ドル消費、Proの存在も知らなかった | 月額20ドルで使い放題、レート制限も実用上問題なし |
🧠 ツール理解 | 「ChatGPTの延長」のように使い、/init も使わず、ファイルも曖昧指示 |
/init で構成を事前認識+**「このファイルを見て」と明確に指示** |
🗣️ 指示の出し方 | 要件だけを伝え、ログや再現手順を共有せず、意図が伝わらないことも多発 | エラーログや操作履歴を含めて背景情報をセットで伝え、指示の精度が向上 |
⚠️ 結果 | 意図しないファイルを編集されたり、整合性の崩れたコードを提案される | 狙い通りの修正提案が一発で返るように改善 |
Claude Code は「魔法のAI」ではなく、適切な初期設定と情報提供が前提です。
Proプラン導入と運用見直しによって、コスト面・精度面ともに劇的に改善しました。
💸 料金について
前回は Claude API による 従量課金を使用し、
たった1時間で約5ドルを消費してしまい、運用には不向きだと判断しました。
そこで今回は、月額20ドルの Proプランサブスクリプションに切り替え。
結果として、実用的な開発コストに大幅改善されました。
- レートリミットは存在するが、最大でも5時間程度で回復
- 実際に3日間の開発で使用した結果、リミット到達は1回のみ
🧠 コード把握方法
Claude Code の「自動解析力」に頼りすぎていた前回とは異なり、
今回は以下のような手順で、構造を理解させた上で指示を出すようにしました。
使用手順:
-
/init
コマンドでリポジトリ全体の構成を初期認識 - 明示的に「このファイルを参照して」「この関数を修正して」と指定
結果:
- 意図と異なるファイル修正の減少
- 文脈が正確に伝わり、的確なコード提案を受けられるように
🗣️ コーディング指示の工夫
Claude Codeに限らず、AIとの開発においては
背景情報の丁寧な共有と具体的なゴール設定が極めて重要です。
今回から徹底した共有内容:
- フロントエンドのログ出力
- バックエンド(アプリケーション/サーバ)のエラーログ
- 実行手順や操作履歴などの再現性のある情報
その効果:
- Claudeの 誤認や解釈ミスが激減
- 「一発で正解に近いアウトプット」が得られる確率が向上
🏁 総評
Claude Code は、「手を動かさずに思考で開発する体験」を実現する、革新的でワクワクするツールです。
前回の使用時には「これは未来の開発だ」と感じた一方で、実運用には課題も残る印象でした。
しかし今回、Proプランの導入と運用の最適化によって、
「面白い」から「実用的」へと一段階進化したと強く感じました。
- 開発の初速が上がる
- 他ファイルとの整合性も考慮した提案
- Git単位で変更管理しやすい
といった実務レベルでの使いやすさが明確に見えてきており、
再現性・効率・コストのバランスが取れた今すぐ使える開発パートナーだと実感しています。