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Claude CodeをAltaryの開発に実戦投入してみた②|現場導入に向けた使い方の最適化と改善プロセス

Last updated at Posted at 2025-06-29

✅ 前回試したこと

以下の記事をご参照ください:
🔗 https://qiita.com/Altary/items/80db209064676e6755c8

⚠️ 前回の失敗と今回の改善

項目 前回の課題(API従量課金・自動任せ型) 今回の改善(Proプラン・明示指定型)
💰 課金方式              API利用ごとに課金、1時間で約5ドル消費、Proの存在も知らなかった 月額20ドルで使い放題、レート制限も実用上問題なし
🧠 ツール理解 「ChatGPTの延長」のように使い、/init も使わず、ファイルも曖昧指示 /init で構成を事前認識+**「このファイルを見て」と明確に指示**
🗣️ 指示の出し方 要件だけを伝え、ログや再現手順を共有せず、意図が伝わらないことも多発 エラーログや操作履歴を含めて背景情報をセットで伝え、指示の精度が向上
⚠️ 結果 意図しないファイルを編集されたり、整合性の崩れたコードを提案される 狙い通りの修正提案が一発で返るように改善

Claude Code は「魔法のAI」ではなく、適切な初期設定と情報提供が前提です。
Proプラン導入と運用見直しによって、コスト面・精度面ともに劇的に改善しました。

💸 料金について

前回は Claude API による 従量課金を使用し、
たった1時間で約5ドルを消費してしまい、運用には不向きだと判断しました。

そこで今回は、月額20ドルの Proプランサブスクリプションに切り替え。
結果として、実用的な開発コストに大幅改善されました。

  • レートリミットは存在するが、最大でも5時間程度で回復
  • 実際に3日間の開発で使用した結果、リミット到達は1回のみ

🧠 コード把握方法

Claude Code の「自動解析力」に頼りすぎていた前回とは異なり、
今回は以下のような手順で、構造を理解させた上で指示を出すようにしました。

使用手順:

  1. /init コマンドでリポジトリ全体の構成を初期認識
  2. 明示的に「このファイルを参照して」「この関数を修正して」と指定

結果:

  • 意図と異なるファイル修正の減少
  • 文脈が正確に伝わり、的確なコード提案を受けられるように

🗣️ コーディング指示の工夫

Claude Codeに限らず、AIとの開発においては
背景情報の丁寧な共有具体的なゴール設定が極めて重要です。

今回から徹底した共有内容:

  • フロントエンドのログ出力
  • バックエンド(アプリケーション/サーバ)のエラーログ
  • 実行手順や操作履歴などの再現性のある情報

その効果:

  • Claudeの 誤認や解釈ミスが激減
  • 「一発で正解に近いアウトプット」が得られる確率が向上

🏁 総評

Claude Code は、「手を動かさずに思考で開発する体験」を実現する、革新的でワクワクするツールです。
前回の使用時には「これは未来の開発だ」と感じた一方で、実運用には課題も残る印象でした。

しかし今回、Proプランの導入と運用の最適化によって、
「面白い」から「実用的」へと一段階進化したと強く感じました。

  • 開発の初速が上がる
  • 他ファイルとの整合性も考慮した提案
  • Git単位で変更管理しやすい

といった実務レベルでの使いやすさが明確に見えてきており、
再現性・効率・コストのバランスが取れた今すぐ使える開発パートナーだと実感しています。

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