前回IBM Cloud上のサーバー(Virtual Server for Classic)を構築後、SSL-VPN接続をする手順を記載しました。
IBMCloud環境へSSL VPN接続する方法
このSSL-VPNですが、うまくいかないことが結構よくあります。
この記事では、対処策を記載いたします。
前提
・サーバー(Virtual Server for Classic)は用意済み
・SSL VPNしたいユーザーは用意済み
・SSL VPNしたいユーザーのPCはwindows11環境(windows10でも同様です)
・既にMotion Pro のインストール済み
よくある事例① 接続に失敗する
Motion Proを起動して接続しても、接続中のステータスから接続に失敗してしまうことがあります。(特に東京のエンドポイントに対して接続する場合、失敗するケースが多い)
これは「エンドポイント側の障害」や「エンドポイントが混みあっている関係で接続できない」といった事象の可能性があります。
特に東京リージョンは混雑しているため、日中帯はつながらないことが多いです。
この際は、接続先のエンドポイントを変更してみてください。
以下リンクにVPNエンドポイント一覧がありますので、この中から比較的近い拠点(アジア / 太平洋など)を選んで再トライしてみてください。
https://cloud.ibm.com/docs/iaas-vpn?topic=iaas-vpn-available-vpn-endpoints
個人的には「シドニー」がおすすめです
よくある事例① エンドポイントが廃止された
稀なケースですが、IBM側でエンドポイントの廃止をすることもあります。
この場合も接続先一覧から利用可能なエンドポイントを選択して接続しましょう。
廃止の場合はきちんとIBMからアナウンスがありますので、アナウンスは見逃さないようにしましょう。
よくある事例③ 権限不足
ユーザー名・パスワードが正しいにもかかわらず以下のエラーが出る場合は、該当ユーザーへのVPN権限が付与されていない可能性があります。
Your attempt to sign in failed. Please make sure that your username and password are correct, and try again.
この場合はアカウント管理者に連絡し、権限を確認してもらいましょう
参考記事 IBMCloud環境へSSL VPN接続する方法 ①ログインしたいユーザーに対して、SSL VPNの権限を付与
よくある事例④ クライアントアプリのバージョンが古い
以下のエラーが突然でて、一切つながらなくなるというケースがあります。
以前自分の端末にて個の事象が発生したときはクライアントアプリが古くなって接続エラーとなっていました。
MotionProクライアントがSSLコネクション経由でデータの受信に失敗しました。ネットワーク状態を確認してください。
この場合は、Motion Proのバージョンを更新します。
一度クライアントアプリをwindowsの「アプリと機能」からアンインストールし、最新版をインストールします。
※プロファイルはアンインストール前にエクスポートしておき、最新のインストール語にインポートすることをオススメします
↓クライアントアプリインストール先
https://support.arraynetworks.net/prx/001/http/supportportal.arraynetworks.net/downloads/downloads.html
その他
正直①の接続に失敗するケースがひどすぎるので、IBM Cloudには頑張ってほしいところ、、、