2
0

More than 1 year has passed since last update.

「アラート」と「アラーム」の違い・使い分け方

Last updated at Posted at 2023-01-06

システムエンジニアとして作業をしていく上で、言葉選びが重要な場面がしばしば出てきます。
最近混乱したのは「アラート」と「アラーム」の違いです。

困ったケース

AWS案件で基本設計書を記載していた際、『アラート』と『アラーム』で表記ゆれになってるよと、指摘を受けました。

AWSで監視といえばCloudWatch Alermなので、そのときはアラームに記載を合わせたものの、
よく考えたら意味は同じなの?と疑問に感じ、調べてみました。

アラート【Alert】とは

困ったときの広辞苑に記載がなかったので、英辞郎を確認してみました。

  1. 〔危険に対する〕警報、警告
  2. 警報発令中[期間]、警戒態勢
  3. 《コ》〔システムのエラーなどを示す〕アラート、警報
  4. 《イ》〔ユーザーが関心を持つ情報を知らせる〕アラート、通知
    ※《コ》:コンピューター用語
    ※《イ》:インターネット用語

動詞としてのAlertには、『警告する』『警戒態勢を取らせる』 といった意味もあります。

→アラートは、一般的にイメージする「警報」と考えてよさそう
 例:Jアラート、熱中症警戒アラート

アラーム【Alerm】とは

まずは広辞苑を確認してみます。

アラーム【alarm】
①警報。警報装置。
②目覚し時計。また、その音。

次に英辞郎を確認します。

  1. 警報、警告、危険を知らせる声[音]
  2. アラーム、警報器、目覚まし時計◆【略】ALM
  3. 〔危険を認識したことによって起こる〕恐怖、驚き、警戒、懸念、不安
  4. 〔軍隊の〕召集命令◆【同】call to arms

動詞としてのAlermには、びっくりさせる危険を知らせるといった意味もあります。

→アラームは危険を知らせる音・装置としての役割といった側面が強いのではないか
 例:目覚まし時計、火災報知器
CloudWatch Alermも予め設定したしきい値に達した際にお知らせをしてくれるサービスなので、表現としてはぴったりです。

結論

警告の意味で使用する場合はアラート
警告音警報装置として使用する場合はアラーム と使い分けるのが良さそう。

ただ、他に整理されている方の記事をみると様々な見解があり、正確な答えはなさそうでした。
なので自分の中で一番腑に落ちた回答として、上記の見解ベースに今後の設計書に記載していきたいと思います。

日本語は難しい(´;ω;`)

参考文献

この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0