はじめに
書名を知るだけで、本質を伝える物凄い書籍です!
ポイント
ニクラウス・ヴィルト(Niklaus Wirth)
- プログラミング言語 PascalやModula-2の設計もしている
1章 基本データ構造
- (略)
2章 ソーティング
- (略)
3章 再帰的アルゴリズム
- (略)
4章 動的データ構造
- (略)
5章 言語構造とコンパイラ
- ここで、コンパイラを作る。当時の私にとって衝撃だったのは、文法定義をして、それを規則的にプログラムに変換する過程を通して、コンパイラが作れてしまうこと。
- プログラミングの文法は BNF(Backus-Naur-Form)で書き起こす。すると、言語処理のパーサが簡単に作れてしまういます。
- 当時は、プログラミング言語を設計することが多くの研究者によって行われていて、その後Lex/Yaccを知るまで、しばらくこの手法に頼ってました。
(雑記)タイトルが心に響いたその他の著作
- 本書とは離れてしまいますが、タイトルのインパクトという意味で印象に残ったのは、本書の他に『タテのものを、ヨコに見る!』(bit 共立出版)でした。こちらは、構造化プログラミング時代からオブジェクト指向時代にかけて書かれたもので、タイトルいいなぁ~、と思いました。
この2つは後々、『クラウド+メディア処理=◯◯』と、『タテの棒をナナメにした』とで、自分の論文紹介として使うことに繋がりました。
書誌情報
- 書籍名:アルゴリズム+データ構造=プログラム
- 著者:Niklaus Wirth
- 出版社:日本コンピュータ協会
- ISBN:(日本導入前?)