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自分しかできない病〜エンジニアの進化と成功を阻む5年目病とその予防法②

Last updated at Posted at 2018-03-15

こんばんは。10分で生産的なミーティングができるWebサービス「minmeeting」を開発している伊勢川です。

年度の切り替わりの時期ということで、余計なお世話ですが、業界5年目くらいでなりやすい症状とその予防法を連載で紹介しています。

本日は、仕事ができて働き者な人がなりやすい症状についてです。

自分しかできない病

ソフトウェアの開発は未だに属人性が高い仕事で、何年かやっていると自分しかできない仕事がたくさん出てきます。それでもって自分が優秀だと勘違いして、自分しかできない仕事をどんどん増やす方向に動いてしまう人がいます。そんな症状を「自分しかできない病」と呼ぶことにします。

症例

自分しかできない仕事が増えてきたことで、自分が優秀になったと勘違いする。

自分しかできない仕事なので、全部自分で抱え込んでしまい、後輩の教育も疎かになっている。

常に自分しかできない仕事で忙しいので、本当に優先度や重要度の高い仕事に取り組めない状態が慢性的に続いている。

予防法

5年もエンジニアをやっていれば、自分しかできない仕事、自分がいちばん詳しい仕事が出てくるのは普通のことです。それは自分が優秀だからではなく、単に日常的にその業務を担当させてもらっているからに過ぎません。

それほど出来がよくない人でも、分野を絞って丹念に訓練をすれば、その分野についてはだいたいできるようになります。よって、適切に分野を絞って、自分と同じレベルの知識や経験を持っていなくてもできるように噛み砕いて後輩を教育しましょう。

教育するほどの価値がないものであれば自動化して、誰でも再現できるようにしておきましょう。

分割・教育・自動化により、自分しかできない仕事をなるべく減らしておいて、今本当にやるべき優先度・重要度の高い仕事に集中しましょう。普段から身軽な状態にしておけば、すぐに行動が起こせる珍しいタイプのエンジニアになることができます。

バックナンバー

  1. エンジニアの進化と成功を阻む5年目病とその予防法① 似非プロフェッショナリズム病
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