はじめに
私はこれまで、
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- LPIC101・102
- ITIL Foundation
を取得してきました。
ITパスポートは、私がIT業界へ入るために最初に取得した国家資格です。
この記事では、私が実際に行った勉強方法を紹介します。
ネットでは「参考書を3周しましょう」「YouTubeで基礎から学びましょう」といった勉強法をよく見かけます。
しかし、私自身は参考書やYouTubeにほとんど時間を使いませんでした。
勉強の中心は過去問です。
できるだけ短時間で合格したい方の参考になれば幸いです。
ITパスポートとは
ITパスポートは、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家資格です。
ITだけでなく、
- 経営
- セキュリティ
- ネットワーク
- データベース
- プロジェクトマネジメント
など、ITに関する基礎知識を幅広く学べます。
試験はCBT方式で年間を通して受験可能です。
合格基準や受験料、申し込み方法などの最新情報はIPA公式サイトをご確認ください。
※IPA公式サイト参照
勉強時間
私の勉強時間は約40時間でした。
目安としては、
| 経験 | 勉強時間 |
|---|---|
| IT未経験 | 50〜100時間 |
| パソコン操作に慣れている方 | 30〜50時間 |
| IT経験者 | 20時間程度 |
重要なのは勉強時間ではなく、
「何を勉強するか」
です。
私の勉強方法
結論から言うと、
参考書もYouTubeもほとんど使いませんでした。
私がやったことは3つだけです。
- 過去問を解く
- 間違えた問題の解説を読む
- もう一度解く
これを繰り返しました。
最初は5割程度しか取れませんでしたが、
間違える
↓
解説を読む
↓
もう一度解く
を何周も繰り返すことで自然と知識が定着しました。
ITパスポートは似た知識が何度も問われます。
そのため、参考書を最初から最後まで読むより、
問題を解きながら必要な知識だけ覚える
というスタイルの方が私には合っていました。
おすすめサイト
私が利用したサイトはほぼ2つだけです。
IPA公式サイト
- 試験概要
- 申し込み
- 合格発表
- シラバス
などを確認できます。
ITパスポート試験ドットコム(過去問道場)
私が一番おすすめしたいサイトです。
スマホでも勉強できるため、
- 通勤時間
- 昼休み
- 寝る前
などのスキマ時間を有効活用できます。
苦手分野も分析できるので、ほとんどこのサイトだけで勉強しました。
実際の受験者が苦戦しているポイント
ITパスポート受験者の体験談を見ると、共通している失敗パターンがあります。
① 過去問を暗記してしまう
「過去問を5年分解いたのに不合格だった」
という声は少なくありません。
原因は、問題と答えだけを暗記してしまい、
「なぜその答えになるのか」
を理解できていないことです。
私も過去問を何度も解きましたが、
- なぜ正解なのか
- 他の選択肢はどこが違うのか
- 違う聞かれ方をされても答えられるか
を意識していました。
② 最新用語ばかり気にする
「見たことのない単語が多かった」
という感想もよく見かけます。
もちろん最新技術も出題されますが、そればかり追いかける必要はありません。
合格に必要なのは100点ではなく、600点以上です。
頻出分野を確実に取ることの方が重要です。
③ 正答率だけを信用しない
過去問で80%取れていても、本番では落ちる人もいます。
本番では表現が変わるため、理解していない知識は対応できません。
私は
「正解した問題」よりも「間違えた問題」
を何度も復習するようにしていました。
難易度
ITパスポートは国家資格の中では比較的取得しやすい資格です。
しかし、
「ノー勉で受かる試験」ではありません。
過去問を繰り返し解き、7〜8割程度安定して取れるようになれば十分合格を狙えると思います。
合格基準
ITパスポートはIRT方式で採点されます。
合格基準は、
- 総合評価600点以上
- 各分野でも基準点以上
です。
申し込み方法
ITパスポートはCBT試験のため、自分で日程を予約します。
流れは、
- 利用者ID登録
- 試験会場を選択
- 日程予約
- 受験料支払い
となります。
合格発表・合格証書
試験終了後、その場で結果の目安を確認できます。
正式な合格発表は後日公開され、合格者には合格証書が交付されます。
ITパスポートは意味ない?
「ITパスポートは意味ない」
という意見を見かけることがあります。
私はそうは思いません。
もちろん、この資格だけで
- サーバー構築
- Linux操作
- AWS設計
ができるようになるわけではありません。
しかし、
- VPN
- SLA
- KPI
- インシデント
- ファイアウォール
- クラウド
など、実務で頻繁に使われる用語を学ぶことができます。
私がインフラエンジニアになったばかりの頃も、
- 会議
- 議事録
- 設計書
- お客様との打ち合わせ
では、ITパスポートで見たことがある用語が数多く出てきました。
「聞いたことがある」
というだけでも理解しやすくなり、質問もしやすくなります。
IPAでも、ITパスポートは
「職業人が共通に備えておくべきITに関する基礎知識」
を身に付けることを目的とした試験とされています。
実務そのものを学ぶ資格ではなく、
実務を理解するための土台を作る資格
だと私は考えています。
合格して終わりではない
ITパスポート取得後に感じたのは、
「IT全体は理解できた。でも実務ではまだ足りない。」
ということでした。
特に、
- Linux
- サーバー
- ネットワーク
- クラウド
については、より実践的な知識が必要でした。
そこで私が次に取得したのがLPIC101・102です。
LPICはLinuxを体系的に学べる資格で、インフラエンジニアやクラウドエンジニアを目指す方には非常におすすめです。
私はUdemyの模擬試験だけを利用し、
- LPIC101:620点
- LPIC102:720点
勉強時間約6時間で合格できました。
ITパスポートに合格する力があれば、この教材を暗記するだけでも十分合格を狙えると思います。
私が利用した教材
- 講座名:【LPIC1】Level1(101-500/102-500)模擬試験問題集
- 購入価格:約1,500円(セール時)
ITパスポートでIT全体を学び、その次にLPICでLinuxを学ぶ。
この流れは今振り返っても非常に効率が良かったと感じています。