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UTMを使ったMac(Apple silicon M1)でのLinux仮想環境構築

Last updated at Posted at 2023-05-06

はじめに

本記事では、Unified Threat Management(以下:UTM)を使ったLinux(Ubuntu)の環境構築を行っていきます。
UTMとは、macOS用の仮想環境構築ソフトウェアのことで、1つのOS内で異なるOSのアプリケーションを動かすことができます
そして、Ubuntuとはオペレーティングシステム(以下:OS)のひとつであり、Linuxディストリビューションの一種です。Ubuntuは、コミュニティによって開発され、サポートされており、無料で利用できます。初めてのLinuxユーザーや一般のコンピュータユーザーにとっても使いやすく、多くの人に広く普及しています。

それぞれがどういうものなのかなんとなく理解できたと思うので、早速ですが環境構築の方を行っていきましょう!

UTMのインストール

それではまずUTMをインストールしていきましょう。
今回はHomebrewを利用してインストールしていきます。
最新バージョンのHomebrewでは、「--cask」オプションが非推奨となっているため、「brew install -cask」の代わりに、「brew install --cask」を使用する必要があります。
※詳しくはこちら

正しいコマンドは以下の通りです。

% brew install --cask utm

では実行してみましょう。
Image from Gyazo
自分は既にダウンロードされているので上記のようになりますが、おそらくダウンロードできたと思います。

isoファイルのインストール

次はUbuntuをインストールしていきますが、、、
その前にUbuntuのisoファイルをダウンロードする必要があります。
isoファイルについてはこちらのサイトで触れてありますので是非ご覧ください。

それではUbuntuの公式に移動してください。
今回はApple silicon M1に使用されているARMアーキテクチャに対応したものをダウンロードします。
移動できましたらこちらの画面が表示されていると思います。
Image from Gyazo

上記をクリックするとダウンロードが始まります。
数分後にダウンロードが終わりFinderでこのようになっていれば大丈夫です。
Image from Gyazo

Ubuntuのインストール

それではようやくUbutuのインストールに移れます。
先ほどインストールしたUTMを開きます。
そして新規仮想マシンを作成を選びます。
Image from Gyazo
ここでは仮想化とエミュレートの二択があるんですが、今回はARM版のUbuntuを導入するので仮想化を選択します。
Image from Gyazo
そしたらLinuxを選択し、先ほどダウンロードしたUbuntuのisoファイルをセットします。
その後続けるをクリックします。
Image from Gyazo

メモリ設定をします。
とくにやCPUコア数にこだわりがなければ、そのまま「続ける」をクリックします。
Image from Gyazo

こちらも同様にこだわりがなければ、そのまま「続ける」をクリックします。
Image from Gyazo

そしてゲストとホストで共有できるディレクトリを指定できます。
ここでは設定せずに、「続ける」をクリックしましょう。
Image from Gyazo

概要欄の名前を「Ubuntu」に変更し、「保存」をクリックします。
Image from Gyazo

そしたら試しにUbuntuの仮想マシンを起動してみましょう。
Image from Gyazo

次のような画面が開いたら、returnを押します。
Image from Gyazo

自身のキーボード設定にあったものを選択し、Doneで決定します。
ここで日本版のキーボード設定にしておきましょう。
Image from Gyazo

Ubuntu Serverが選択された状態のまま、再びDoneで決定します。
Image from Gyazo

次がネットワークの設定画面でそのままDoneを選択します。
Image from Gyazo

プロキシの設定画面ですがここも変わらずDoneを選択してください。
Image from Gyazo

引き続きDoneを選択します。
Image from Gyazo

Ubuntuのストレージの画面です。
Doneします。
Image from Gyazo

Doneすると次のような画面が出てくるのでContinueを選択します。
Image from Gyazo

ここではUbuntuを利用する際に使うアカウント情報を入力して行きます。
メモやスクショを撮っておきましょう。
Image from Gyazo

SSHの設定画面です。変更せずにDoneを選択します。
Image from Gyazo

次の欄もなにもチェックせずに、Doneを選択します。
Image from Gyazo

インストールが始まり完了すると以下のようなページが表示されます。
「Reboot Now」が表示されるので、そちらを選択しましょう。
Image from Gyazo

その後黒い画面にカーソルが点滅している状態になるので、いったん❌ボタンで閉じましょう。

「CD/DVD」から「Clear」をクリックします。
削除すると(空)という表示に切り替わります。
Image from Gyazo

再度Ubuntuの仮想環境を再び開きます。
すると次のような画面が表示されます。
Image from Gyazo

UTMを使ったUbuntuのインストールに成功しました。
先ほど設定したユーザ名とパスワードを入力してUbuntuにログインしましょう。
Image from Gyazo
その後、以下のコマンドを実行しておきましょう。

% sudo apt update
% sudo apt upgrade

質問が来たら「Y」と入力し、「Daemons using outdated libraries」という画面が表示されたら、そのままOKを選択します。
Image from Gyazo

Ubuntuのデスクトップ環境(GUI)を使いたい場合は、以下のコマンドを実行します。

$ sudo apt install ubuntu-desktop

質問が来たら「Y」と入力してください。
また、「Daemons using outdated libraries」という画面が表示されたら、そのままOKを選択します。
その後、デスクトップ環境のインストールが始まります。
インストールが終了したら、以下のコマンドで再起動してください。

$ sudo reboot

以上で、Ubuntuのデスクトップ環境を使うことができるようになりました。
Image from Gyazo
Doneを何回押したか分からないですけど、ようやく終わりましたね・・・笑
本当にお疲れ様でした。

最後に

今回UTMを使ったMac(Apple silicon M1)でのLinux仮想環境構築を行なって行きました。
こういうところって本とかでも詳しく載ってなかったりして歯痒い気持ちになられる方多いと思います。
そんな方にこの記事が届き、気軽にUbuntu環境を構築できることを知ってもらえれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

参考文献

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