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DDD-Community-JpAdvent Calendar 2020

Day 23

ふりかえりで増進する勉強会の学び

Last updated at Posted at 2020-12-23

本記事は、DDD-Community-Jp Advent Calendar 2020の23日目です。

はじめに

2020年は、自分にとっては「ふりかえり」を見直す年になったと感じてます。
そのきっかけになるものが DDD-CJ にて参加していたモデリング会にありましたので、ご紹介です。

一般的なお話も多いので、すでに実施されている方もいるかもしれません。
もし気になる方法があれば、是非ご活用ください。

ふりかえりって?

ここでは主に個人の学びの話をしていくのでスケールが違う話の引用になりますが、
スクラムガイドではふりかえり(レトロスペクティブ)について以下のように書かれています。

スプリントレトロスペクティブの目的は、品質と効果を高める方法を計画することである。

ふりかえりをすることには、効果を上げるためのものです。
「学びを得たい」目的の勉強会にうってつけの話ですね!

勉強会のふりかえりで活用してきたもの

以下をご紹介します。

  • 3ツイルール
  • FDL
  • タイムライン

1つ目はモデリング会のルールでやったもの、
2つ目はモデリング会で一度やったもの、
3つ目はモデリング会のふりかえりで個人的に使ってたものです。

3ツイルール、FDLなどは当日のふりかえりを習慣づけるのに便利です。
1ヶ月以上に及ぶ活動に参加したなら、タイムラインを使ってみるのがおすすめです。

3ツイルール

一言で言うと、「勉強会に出たら3回以上Twitterで呟こう」というという事です。
初回モデリング会にて設定されたルールです。

ツイートの話は、同アドベントカレンダーの以下の記事でも記載されています。

やり方

やり方は前述の通り。
勉強会が終わった直後に「学びがあったこと」を3つツイートする。以上。
お手軽なんです。これなら継続できる!

有効な状況

勉強会の参加の仕方は、大きく2つあると思います。

  • 話を聞く
    • 発表者の話を聞くパターン
  • 自分がアクションする
    • ワークショップ、ハンズオンなど自分で手を動かすパターン
    • 自分が進行側、発表側に回るパターン

前者の場合に呟くのであれば、主にリアルタイムツイートになると思いますが、
後者の場合にそれは難しいです。

とはいえ勉強会が終わってそのままでは、一週間後にその日の記憶が朧げになってる...とかありませんか?

ハンズオンなら、後日一人で実施し直すなどでちゃんと復習しよう!というのが効果的ですが、なかなか重たいので毎回は実施できないですよね。

うれしいところ

お手軽ですが、結構効果あります。

  • 手軽な手段で、記憶に残ったことをアウトプットしておける。
  • 勉強会終了後の「まだ記憶が残ってる時間」に、その日の活動を振り返りできる。
  • 翌日見てみると、他の参加者のツイートなどと合わせて読み、学びを増幅できる。

FDL

これは、モデリング会の初回オフラインで紹介いただいて知りました。
会議室予約ドメインモデリング会を開催しました! - jnuank

  • 集まって実施するふりかえり
  • お互いがその日思ったことを出し合って、一気に増幅できる。

やり方

Fun(楽しかったこと)、Done(やったこと), Learn(学んだこと) 3つの円を描き、参加者の思ったことを付箋で貼っていきます。
詳しくは、こちらの考案者自身の記事をご参照ください。

FDLの話は 3項目ふりかえりを1年間やってみた感想 にも書きましたので合わせてご参照ください。

有効な状況

ワークなどが終わった後、ふりかえりの状況を作ってやるのに便利です。

前述の3ツイルールなどのふりかえりが習慣化してる状況では毎回開かなくても大丈夫そうですが、発足当初などは「次への期待を高める」ことを含めて有効かなと思います。

うれしいところ

3ツイルールと同じですが、その日のうちに「何が学びだったか」を文字にすること、それを人と相互に話し合える(しかもポジティブに)のは強力です。
ポジティブに話せるのが重要で、これがあると「学びのあった勉強会だった」「次もやりたい」という気持ちが高められます。

タイムライン

長いプロジェクトのふりかえりによく使われる手法ですが、個人的に見直すのにも有効です。
シリーズものに向いてます。

やり方

以下は、モデリング会の1年をざっと見返す で実際に作ったものを出してきました。

image.png

以下の流れでやってます。

  1. 時間軸を書く (上の絵だと、黒線と、開催を表すネコマーク)
  2. 大まかな流れがわかるぐらいに、やっていたことを記録 (緑付箋)
  3. 感想や印象的な出来事をピックアップしていく (オレンジ付箋)

時間軸を書いていくところ、大まかな流れ書くところがちょっと面倒です。
モデリング会の時は、以下をインプットにしました。

  1. まずgithub の commit 漁り
  2. その後 Discord で議題確認 (冒頭、最後)

タイムラインにする前のメモが以下になります。
(途中から、会の開催都度更新するようにしました)

これが出来上がると、あとはメインになる感想です。
以下のように書き出していきました。

  1. 前述の md レベルの内容を見て、思い出したことを書く。
  2. 自分のツイートを見直して、記憶が蘇る印象のものを書く。
  3. 内容を膨らませたいところに絞って、他の人のツイートや Dicord のログを見て補充する。

自分のツイート見直しは、 from:@アカウント名 ハッシュタグ で検索できます。
ハッシュタグだけで全員のツイートを見る方が本当は良いのですが、ツイートが多すぎて読みきれず(贅沢な悩み)、最初は絞って見ています。

有効な状況

数ヶ月レベル(いや、数週間レベルでも)続くと、以前の話は忘れてきますよね。
4月に一度ふりかえり会をやった時、「3ヶ月前の話、記憶が薄れてる...」と思ったところからはじめました。

うれしいところ

長い期間になると、やってることもフェーズがいくつかに分かれてきます。
フェーズを切って思い出せる部分、前後の流れを見て思い出せる部分、
それぞれの角度から情報を取り出せていけます。

参考まで、勉強会以外の用途でもタイムラインは有効活用してます。
例えば、業務の定例会。
議論が全然進んでないとか、ここはスムーズにいったとかを客観的にみるのに便利です。
その時は感想を 2色(よかったところ、反面教師になるところ)で分けたり、流れが思い出しやすいように資料のスクショを横につけたりもしてます。

最後に

勉強会は参加するだけでも効果がありますが、ふりかえりはその効果を膨らませることができます。

ふりかえりを活用して、より充実した勉強会ライフを過ごしましょう。

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