#はじめに
テスト自動化ツール CodeceptJS のテスト実行結果を視覚的にカッコ良いレポートに出力するプラグインとして、Allue Report(アリュール)があるそうです。
今回は、CodeceptJS に Allue Report プラグインを追加し、テスト結果を html でレポート出力する方法について確認していきたいと思います。
CodeceptJS 本体の使い方については、この記事では取り扱っておりませんのでご留意ください。
##<実行環境>
- Windows 10 Pro
- Node.js Ver.14.15.1
- CodeceptJS Ver.3.0.2
- allure Ver.2.13.0
#Allure をインストールする。
npm install -g allure-commandline --save-dev
#CodeceptJS の構成ファイルに、Allure プラグインを追加する。
plugins: {
allure: {
enabled: true
}
}
常時利用ではなく、都度 allure を利用するか指定したい場合は構成ファイル enabled: true
をコメントアウトしておき、テスト実行時に --plugins
オプションで指定できる。
npx codeceptjs run --plugins allure
プラグインが有効になっているか確認したい場合は、テスト実行時、--verbose
オプションを指定すると詳細が確認できる。テストステップの詳細も確認できるので、デバッグ時にも便利なオプションです。
npx codeceptjs run --verbose
#テストスクリプトを実行する。
npx codeceptjs run
#allure serve
で、Allure レポートが表示できる。
##<内部動作>
- テストを実行すると、
output
フォルダーにテスト実行結果の xml が出力される。 -
allure serve
の引数に指定したフォルダー内にある xml ファイルを解析し、一時フォルダーに html ファイルを生成する。xml ファイルが複数ある場合は、最新の xml ファイルが自動的に選択されるみたい。 - Web サーバーを起動し、 html ファイルが表示される。
allure serve ./output
左下の「En」ボタンから「日本語」を選ぶと、なんと日本語表記もできちゃう。
まとめ
Allure をインストールし、 CodeceptJS の構成ファイルでプラグインの記述を追加するだけで、リッチなテストレポートを出力することが出来るようになりました。
問題点として、Allue の Web サーバーを起動しないとこのレポートを見ることが出来ませんでした(Allure で生成された html ファイルを直接開いても、レポート内容が表示されない) 。
過去のレポートを見たり、チームメンバーでレポートを共有するには、どうしたらよいのだろう。公式サイトのドキュメント読んでみたけど、わかりませんでした。
Selenium から Cypress に乗り換える予定で作業していたのだけれど、CodeceptJS の方が扱いやすいのかな。年末年始に時間作って、いろいろやってみたい。今回の記事はここまで。
最後までお読みくださりありがとうございました。