先日、Civic Tech 井戸端同窓会 なるものを開催してみましたのでその目的と報告など。
Civic Tech 井戸端同窓会 とは
日本においてCode for Kanazawa、Code for Japan が始動してから早くも5年超となります。Code for に限らず様々な形でシビックテックに取り組まれている団体、個人も多数。
5年も経つとなにかと疎遠になってしまっている方々も多いでしょう。
ということでいわゆる「同窓会」を開催致します。
この5年間、そして未来へ想いを巡らせ、シビックテックの更なる発展、進化について語りましょう。
同窓会というのは疎遠な方々への撒き餌です、経歴問わずシビックテックに関心のある方々が交流出来ることを望みます。シビックテックに関わっている期間などで参加者を制限する意図はありません。
初めての方も気兼ねなくご参加下さい。
開催に至る経緯
なにかの機会に久々にお会いした方と雑談することがあります。しかし、その場では挨拶と短めの近況報告、そして
「今度ゆっくり話したいですね」
「ではまた!!」
といった、決して社交辞令ではない雑談をしつつも、結局その後また数ヶ月、数年お会いする機会が無いといったことはよくあります。
2018-10-19 に開催された g0v Summit & Code for All Summit 報告会! というイベントに参加した際にもこれと同じ展開になりました。
時はちょうど Code for Japan 設立から5年、何らかのイベントなどで顔を合わせる方もいれば、確かに数年来会っていない方々も多いですね、過去に学び未来をに活かす為にもそういう人達と話す機会の重要性を認識しつつ、話題に上がったのが
「ああ、それって同窓会ですね」
という話でした。
開催してみました
開催当日の様子や話題の一部などはイベントページへの投稿として記録してあります。
個人的にはイベント概要にも記載した通り、開かれた同窓会(?)が尚良いと思いますので、参加資格などに制限は設けませんでした。(社会通念に照らすと同窓会とは言わないでしょうが)
同窓会というのは疎遠な方々への撒き餌です、経歴問わずシビックテックに関心のある方々が交流出来ることを望みます。シビックテックに関わっている期間などで参加者を制限する意図はありません。
初めての方も気兼ねなくご参加下さい。
当日進行(ログ)
イベント名称にこそ「同窓会」を含みますが、皆さん集まればいくらでも話が弾むことは分かっていますので、特になにも用意しませんでした。
開場前後から来場者があり、雑談から始まり、おおよそ参加予定者が集まった段階で全員の近況報告を行った程度です。
記録はイベントページへの自由投稿ですませました。低コストの運営は大事です。
大まかな流れとしては以下の通り
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18:00 開場
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18:40 MA_2018 プロが選ぶヒーロー賞 決勝審査会 CIVICTECH部門 動画などを観覧しつつ雑談
- #MA_2018 プロが選ぶヒーロー賞 決勝審査会 CIVICTECH部門 2018-11-23 まとめ
- 当日参加者による解説付き
- CaseLaw - 類似判例の検索サービス (当日ファイナリストの作品(惜しくも決勝には残らず))
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19:30 雑談
- オープンサイエンス
- 地域イノベーション
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IBM Watson Build 日本地区大会優勝報告
- 日本チャンピオンには、2019 年 2 月に開催される世界大会の出場権を進呈します。
- 世界大会への渡航費等は...
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Ogaki Mini Maker Faire 2018 お越し下さい
- 2018年12月1日・2日 岐阜県大垣市ソフトピアジャパンで開催します。様々な分野のつくり手「Maker」たちが全国から集まり、つくったものを見せ、語り、その楽しさを共有するイベントです。
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20:00 近況報告(各自持ち時間1分)
- 報告平均時間 約2:30
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20:25 Code for 選挙 松戸支部 活動報告
- 12月3日公開投稿 Civic Tech Advent Calendar 2018 - Qiita
- 筆者による解説
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21:00 2次会(英国風パブ HUB)
- このお店は支払がキャッシュオン形式(各自カウンターで注文、支払)なので会計の手間が不要で大変便利です
- グラフィックファシリテーションによる議論の可視化
- 日本におけるシビックテックの客観的な分析の必要性
- 言いたい放題
- 他
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21:45 名古屋行き最終新東海道幹線組退店
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23:00 解散
写真など
参加者の反応
- 久しぶりの方もそうでない方も近況報告。イベントで顔を合わせるけど、雑談がなかなか出来ないので、こう言うラフな機会は良いですね
- 投票所はあっち→プロジェクト > これすごい取り組みだ。Civic Tech 井戸端同好会での発表で聞いた。
- 「同好会」ちゃう
- とても参加したかったのですが、急な外せない予定が入ってしまい参加できず残念でした。。。
- コラボレーションの話や、貨幣経済とか、価値観のシフトの話とか、興味深かったです!
感想
「場(機会)」があれば人は集まるというのが世の常です。
数年来会ってない人達との邂逅を期待するのでは無く「場(機会)」さえあれば良い、そんな簡単な話でした。
インターネットがいくら普及、進化しようともそこに全てが集約されるわけではありません、先人に学び未来に繋ぐ、その為に「同窓会」という建前は有効ですし、本当に大切にすべき文化であると再認識しました。
ということで、またそのうち開催してみたいと思っています。
ちなみに、本会には実はもう一つ「Code for Japan 井戸端会議 運営メンバー 同窓会」という裏の目的もありました。当時はほぼ毎週顔を合わせていたにも関わらず今となっては生存確認すら取れず、Facebookへの投稿なども「よく出来たbotが投稿しているに違いない」というような方もおりましたが、この度無事生存確認を果たしました。「Code for Japan 井戸端会議」について興味がある方は以下の記事をご覧下さい。