はじめに
毎週1本様々な技術に関する記事を投稿しています。
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@7_inai_
スマートファクトリーとは
スマートファクトリーには明確な定義はありませんが、私は次のように考えています。
工場で一般的に課題とされる、直行率や稼働率のような生産性の改善だけでなく、ビジネスプロセス全体の変革を実現するDXを行なった工場
スマートファクトリーが求められる背景
昨今の製造業は、例えば次のような問題で非常に厳しい立ち位置にあります。
・円安による輸入価格の上昇
・少子高齢化による人員不足
・コモディティ化による価格競争の激化
これらの課題を解決し、競争力のある製造業を作ることが工場に求められています。しかし、これらの課題を解決するためには、現場メンバの取り組み(ロス削減や改善活動)だけではかなり厳しいのが現実です。そのために生産プロセスから抜本的に変革するような、スマートファクトリー化が注目されるようになったのです。
IoT × スマートファクトリー
スマートファクトリーを実現するために、重要な技術の1つにIoTが挙げられます。
IoT化をすることで様々なことを実現することができますが、最大の特徴は 「見える化」 でしょう。工場ではそれぞれ独立したPLCで個々の機械が稼働していますが、IoT用の端末を個々のPLCに接続し、その端末同士を同じネットワーク回線で接続することで、個々の機械のデータを一元的に管理することができます。
例えば、現在の最終製品出来高や、不良率、排出数、終了時間といったそれぞれの機械が持っているデータを、デスクに座ったままで瞬時に確認することができます。
AI × スマートファクトリー
スマートファクトリーを実現するための技術の2つ目としてAIを紹介します。
工場の生産性は、作業者の力量や機械の状態のみならず、天気や前製品の完成度といった 非常に幅広い要因 に左右されます。これら複数の条件と生産性に関連性を見つけようとしても、条件が多すぎて誤った結論を出してしまうこともあります。
そこで使用されるのがAIです。人では捌けないような大量のデータでもAIを用いて自動的に測定することができれば、条件と生産性の相関性を見つけ出せるかもしれません。
終わりに
スマートファクトリーを実現するためのIT技術としてAIとIoTを上げましたが、技術はあくまでも手段でしかありません。なんのためにスマートファクトリーを目指すのか、その目的の方が重要です。また、スマートファクトリー化は、抜本的な製造プロセスの変革を目指すため、製造部門のみならず、生産管理、SCM本部、総務といった複数の部門で全社的に取り組む必要があります。そのため難易度も高くなりますが、非常に価値のある取り組みとなるでしょう。