IoTを一言でまとめると
モノをインターネット経由で通信することです。
概要
IoTとは、Internet Of Thingsの略でよく モノのインターネット と訳されます。
別々に動いていたモノをオンライン上で接続することでより便利にしよう。っていう考え方です。
背景
IoTという言葉をTVやCMでよく聞くようになりましたが、それには次のような理由があります。
・理由1:センサーや機器が安価になってきた
スマホのような電子端末の普及率の上昇 → センサーや機器の需要増加 → 大量生産の技術が発展 → 1台あたりの単価が下落
・理由2:ネットの普及率の上昇
→モノをネットに接続するためには、ネットが普及していることが必須です。昨今は大半の家庭が家庭内LANを持つようになったためにIoTが普及しやすい環境になりました。
他にもいろんな要因がありますが上記の2点が主な要因です。
つまり、IoTの考え方は以前からありましたが、それを実現できる環境が整ってきたことで、急速にIoT対応の端末が広がったのです。
モノをオンライン上で接続することでどうなる?
・例①:エアコン
従来は、人が寒い(または暑い)と感じた時にリモコンで電源をONにして、だいたい心地いいであろう温度に人が設定していました。
↓
IoT機能搭載のエアコンは、天気予報と連動して自動で温度を調整したり、スマホと連動して住人が家に近づいたタイミングで自動で電源を入れたり、使用者のデータを蓄積して分析することで最適な設定にしたりといったことができます。
※ちなみに最後に挙げた機能はIoTとAIの融合です。
別の記事で説明しますが、 新三種の神器 と呼ばれる「IoT×AI×ビッグデータ」は密接に関わっているため、関係性も理解した方がわかりやすいと思います。
・例②:工場
工場でもIoT対応の設備を導入することで多くのことが実現できます。
・設備が壊れてからの対応
→ 設備が壊れる予兆を察知して壊れる前に対応(予知保全)
・稼働データを作業員が手動で取得
→ 設備から自動でデータを抽出
・設備のところまで作業員が行ってから作業
→ PC上で設備を遠隔操作
終わりに
いままでオフラインで動いていたモノでも、オンラインに接続することで可能性が無限大に広がるところがIoTのおもしろいところだと私は思います。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。