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IBM Cloud : virt-v2vを使ったVMwareからVSI for VPCへ移行手順の補足-100GBより小さいVMとBYOL

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Last updated at Posted at 2026-04-23

IBM Cloud : virt-v2vを使ったVMware OVAからVSI for VPCへのサーバー移行手順」で、VMwareのVMをVSI for VPCに移行しました。

今回は、補足のTIPとして100GBより小さいVMの作成方法とBYOLでのRHEL/WIndowsライセンスの持ち込みを紹介しす。

100GBより小さいVSI for VPCを作成するには

元の記事でも書きましたが、新規にBoot diskを作成させる通常のVSI for VPCをオーダー方法では、Boot diskの最小サイズは100GBになります。
サイズによって課金が変わりますので、必要サイズがそれより小さければ、そうしたいと考えるのが当然です。

VSI for VPCのBoot diskの最小サイスは10GBです。OSが入れば、ここまで小さくできます。
このためにはIBM提供ではなくカスタム・イメージを利用する必要があります。

カスタム・イメージの情報は、こちらにあります。

Linux用、Windows用の両方に下記の記載があります。

  • 単一のファイルまたはボリュームを含んでいます。
  • qcow2 または vhd 形式であること。
  • cloud-init が有効になっているか、ESXi キックスタートを使用して起動可能であること。
  • サイズは250GBを超えない。
  • 最小サイズは10GB。 10 GB 未満のイメージの場合は、サイズが 10 GB に切り上げられます。

本来、カスタム・イメージは事前にWindowsやLinuxをIBM Cloudで利用可能な状態に調整したうえで用意します。

しかし、今回の「IBM Cloud : virt-v2vを使ったVMware OVAからVSI for VPCへのサーバー移行手順」や@shiyasu(Shinobu Yasuda)さんの「IBM Cloud : virt-v2v+VDDKを使ったVMware環境からVSI for VPCへのサーバー移行手順」では、VMwareのVMイメージをKVM用に変換したもので上書きするので、カスタム・イメージの中身は空で構いません。

ここでは、qcow2/VHD両方の作り方を紹介しますが、どちらでも構いません。

qcow2はqemu-imgで作成できます。今回はRHEL8で作成してみます。

sudo dnf install qemu-img
qemu-img create -f qcow2 50gb.qcow2 [サイズ]

実行結果はこちらです。「50G」で作成しましたが、もちろん論理サイズで作成されるわけではありません。

「50G」で作成したものをひな形にすると「50G」より小さいBoot Diskは作成できません。できるだけ小さいほうが融通が利くと思います。VSIのオーダー時に大きくはできるので、もっと小さくてもかまいません。その代わり、Boot Diskの作成時にサイズ変更の指定が必要です。

Boot Diskの最小サイズは10GBですが、それより小さい場合は自動的に10GBになります。

[vpcuser@onoda-rhel8-ibm ~]$ sudo dnf install qemu-img
Updating Subscription Management repositories.
Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - Supplementary (RPMs)                             98 kB/s | 3.8 kB     00:00
Red Hat Ansible Engine 2 for RHEL 8 x86_64 (RPMs)                                       811  B/s | 4.0 kB     00:05
Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - BaseOS (RPMs)                                   112 kB/s | 4.1 kB     00:00
Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - AppStream (RPMs)                                908  B/s | 4.5 kB     00:05
Dependencies resolved.
========================================================================================================================
 Package      Arch       Version                                             Repository                            Size
========================================================================================================================
Installing:
 qemu-img     x86_64     15:6.2.0-53.module+el8.10.0+23760+c0926e61.6        rhel-8-for-x86_64-appstream-rpms     2.2 M
Installing dependencies:
 libaio       x86_64     0.3.112-1.el8                                       rhel-8-for-x86_64-baseos-rpms         33 k

Transaction Summary
========================================================================================================================
Install  2 Packages

Total download size: 2.2 M
Installed size: 8.3 M
Is this ok [y/N]: y
Downloading Packages:
(1/2): libaio-0.3.112-1.el8.x86_64.rpm                                                  468 kB/s |  33 kB     00:00
(2/2): qemu-img-6.2.0-53.module+el8.10.0+23760+c0926e61.6.x86_64.rpm                     21 MB/s | 2.2 MB     00:00
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Total                                                                                    21 MB/s | 2.2 MB     00:00
Running transaction check
Transaction check succeeded.
Running transaction test
Transaction test succeeded.
Running transaction
  Preparing        :                                                                                                1/1
  Installing       : libaio-0.3.112-1.el8.x86_64                                                                    1/2
  Installing       : qemu-img-15:6.2.0-53.module+el8.10.0+23760+c0926e61.6.x86_64                                   2/2
  Running scriptlet: qemu-img-15:6.2.0-53.module+el8.10.0+23760+c0926e61.6.x86_64                                   2/2
  Verifying        : libaio-0.3.112-1.el8.x86_64                                                                    1/2
  Verifying        : qemu-img-15:6.2.0-53.module+el8.10.0+23760+c0926e61.6.x86_64                                   2/2
Installed products updated.

Installed:
  libaio-0.3.112-1.el8.x86_64                qemu-img-15:6.2.0-53.module+el8.10.0+23760+c0926e61.6.x86_64

Complete!

[vpcuser@onoda-rhel8-ibm ~]$ qemu-img create -f qcow2 50gb.qcow2 50G
Formatting '50gb.qcow2', fmt=qcow2 cluster_size=65536 extended_l2=off compression_type=zlib size=53687091200 lazy_refcounts=off refcount_bits=16
[vpcuser@onoda-rhel8-ibm ~]$ ls
50gb.qcow2

[vpcuser@onoda-rhel8-ibm ~]$ ls -l
total 196
-rw-------. 1 vpcuser vpcuser 197408 Apr 20 05:06 50gb.qcow2

VHDを作るのは、WindowsのHyper-Vマネージャーを使うのが簡単でしょう。

image.png

「VHD」を選択します。

image.png

中身は空でいいので、Thin Provisioning用の「容量可変」を選択すればいいでしょう。

image.png

50GBに対して下記のような VHDが作成されました。

C:\VM>dir
 ドライブ C のボリューム ラベルは Windows です
 ボリューム シリアル番号は 2044-292D です

 C:\VM のディレクトリ

2026/04/16  21:04    <DIR>          .
2026/04/16  21:04           110,592 50gb.vhd
               1 個のファイル             110,592 バイト
               1 個のディレクトリ  28,766,117,888 バイトの空き領域

IBM Cloud Object Storage(COS)のオーダーとDiskイメージのアップロード

カスタム・イメージはIBM Cloud Object Storage(COS)からDiskイメージをインポートすることで作成します。
そのために、事前に、COSをオーダーします。
オーダーは下記から可能です。

image.png

作成したDiskイメージをCOSにアップロードしておきます。

image.png

VPCからCOSにアクセスできるようにIAM権限を設定

VPCへDiskイメージをカスタム・イメージとしてインポートするためには、連携用の権限設定が必要です。
下記に従って権限を付与します。

カスタム・イメージの作成

下記からカスタム・イメージを作成します。

ソースとしてCOSを指定すれば、アップロードしたファイルが確認できるはずです。

image.png

OSタイプを指定/RHELやWindows ServerではBYOLの設定も可能

OSタイプを指定します。RHELやWindows Serverの場合、ここでBYOLにするかIBM Cloudライセンスにするかが指定できます。
ライセンス料が不要なOSの場合、BYOL自体に意味がないので、BYOLの指定はできません。

IBM CloudでVCFaaSマルチテナント以外のVMware VCFサービスをお使いの場合は、現在のライセンスはIBM Cloudライセンスではなく独自にBYOLとして購入されているもののはずです。
そのライセンスを継続利用する場合は「-byol」がついているOSタイプを選んでください。

image.png

image.png

「-byol」のものを選択した場合、カスタム・イメージにその属性が付きます。

image.png

image.png

Bood Disk作成用のVSI for VPCをオーダー時にカスタム・イメージを指定

Bood Disk作成用のVSI for VPCをオーダー時にカスタム・イメージを指定します。

image.png

OSタイプは、カスタム・イメージ作成時に指定したものとなります。

image.png

デフォルトでBood Diskのサイズは50GBになりました。
50GBの仮想ディスクから作成したカスタム・イメージのため最小は50GBです。 最大250GBまで指定可能なのは、通常と同じです。

image.png

自動削除を無効にするのを忘れないようにします。

このサイズで移行先VMが作成されるので、移行元のVMイメージの論理サイスと同じか、それ以上を指定してください。

前述のように50GBより小さくしたい場合は、あらかじめqcow2やVHDを作成する時にもっと小さくしてください。

image.png

正常にプロビジョニングできるはずはないので、Book Diskが作成されたら「Running」を待たずに削除します。

image.png

変換の実施

あとは「IBM Cloud : virt-v2vを使ったVMware OVAからVSI for VPCへのサーバー移行手順」と同じ手順で変換作業用のVSI(Converter VSI)に接続して、本来のVMのイメージをvirt-v2vで変換・書き込み、切り離して、移行先となるVSI for VPCオーダーします。

BYOLであることの確認

BYOLのカスタム・イメージから作成したVSIのBoot Diskは、VSIから切り離した後でも、BYOLであることが属性として残っています。

image.png

VSIをオーダーする時に、これを既存ボリュームとして指定するとBYOLとしてデプロイされます。

image.png

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