Pelican の設定ファイルには、pelicanconf.py の他に、publishconf.py というものがあります。
このファイルの違いは以下です。
- pelicanconf.py
HTMLファイルを生成するたびに必ず読み込まれる設定
開発、投稿テスト用 - publishconf.py
make publish
を実行した時のみ読み込まれる設定
公開用
例えば、Pelican の設定には、SITEURL という項目がありますが、投稿の表示確認テストや、テーマをいじっている際には、SITEURL は空っぽの方が都合が良いでしょう。
もし実際の公開先 URL を指定していた場合、生成される HTML が公開先にリンクされてしまいます。
一方、公開する場合には、SITEURL には実際の URL が入っていたほうが都合がよいです。例えば、SITEURL が空だと、サイトマップを生成したときに、サイトマップ内の URL が正しい URL を指さない問題が起きます。
また、ローカル環境でのテスト中に、Google Analytics がグチャグチャになってしまうのを避ける、などの目的にも有用です。
公開する場合にのみ必要な設定は publishconf.py に記載し、公開するときだけ make publish
を行うようにするとよいでしょう。