シリーズタイトル(全30回)
最近、ランサムウェアの攻撃がニュースとなっています。そこで、どのような実態があるのかを記事にまとめていきます。
【第1章:ランサムウェアの基礎と生態系】(Day 1 - 5)
まず、敵を知るフェーズです。歴史やビジネスモデルを解説します。
- Day 1: ランサムウェア大全:その起源から「二重脅迫」への最悪な進化を技術的に紐解く
- Day 2: 現代の脅威:RaaS (Ransomware as a Service) のエコシステムと分業体制
- Day 3: なぜ狙われるのか?標的型攻撃の心理学と「二重脅迫(Double Extortion)」
- Day 4: 甚大被害事例の技術的分析:WannaCryとColonial Pipelineから学ぶ教訓
- Day 5: 最新統計から見るランサムウェア被害のトレンドと被害額【2026年版】
【第2章:攻撃手法の解剖(Red Team視点)】(Day 6 - 11)
攻撃者がどうやって侵入し、展開していくかを技術的に解説します。
- Day 6: 侵入経路の王道:VPN機器の脆弱性とRDP(リモートデスクトップ)の危険性
- Day 7: メール経由の侵入:最新のフィッシング手口とEmotet/IcedIDの挙動
- Day 8: 内部潜伏と横展開(Lateral Movement):Active Directoryが狙われる理由
- Day 9: 権限昇格のテクニック:攻撃者はどうやって管理者権限(Domain Admin)を奪取するか
- Day 10: データの持ち出し(Exfiltration):検知を回避して情報を外部送信する手法
- Day 11: 暗号化のメカニズム:ファイルシステム制御と高速暗号化(Intermittent Encryption)の技術
【第3章:堅牢化と予防(Blue Team視点 - Basic)】(Day 12 - 17)
侵入を防ぐための基本的な衛生管理(サイバーハイジーン)についてです。
- Day 12: 脆弱性管理の要諦:パッチ管理(Patch Management)の自動化と優先順位付け
- Day 13: アタックサーフェス管理(ASM):自社の「公開資産」を攻撃者目線で棚卸しする
- Day 14: アイデンティティ防御:MFA(多要素認証)の必須化とFIDO2の活用
- Day 15: ネットワーク分離(セグメンテーション):感染拡大を防ぐネットワーク設計
- Day 16: エンドポイントの要塞化:不要なサービスの停止とPowerShellの制限設定
- Day 17: メールセキュリティ:SPF/DKIM/DMARCの設定と脱PPAP
【第4章:検知とバックアップ戦略(Blue Team視点 - Advanced)】(Day 18 - 23)
侵入された後にどう気づくか、どう復旧するかという「レジリエンス」の観点です。
- Day 18: 従来型AVとEDR/XDRの違い:振る舞い検知でランサムウェアを止める
- Day 19: ログ監視のポイント:SIEMで監視すべきWindowsイベントログ(4624, 4688等)
- Day 20: 欺瞞技術(Deception):ハニーポットやハニートークンで攻撃者を罠にかける
- Day 21: "3-2-1ルール"の再考:ランサムウェア時代のバックアップ戦略
- Day 22: イミュータブルバックアップ:攻撃者による「バックアップ破壊」を防ぐ不変ストレージ
- Day 23: オフラインバックアップとエアギャップ:最後の砦をどう守るか
【第5章:インシデント対応と復旧】(Day 24 - 27)
実際に被害に遭った際の「実務」にフォーカスします。
- Day 24: 初動対応(Initial Response):感染発覚後「最初の1時間」にやるべきこと・やってはいけないこと
- Day 25: デジタルフォレンジック入門:感染経路の特定と被害範囲の調査手法
- Day 26: システム復旧のロードマップ:安全なリストア手順と再感染(バックドア)の排除
- Day 27: 身代金交渉の現実:支払うべきか?法的リスクと復号ツール(No More Ransom)の活用
【第6章:未来とマネジメント】(Day 28 - 30)
最新技術や組織論で締めくくります。
- Day 28: ゼロトラストアーキテクチャ(ZTA)による根本的なランサムウェア対策
- Day 29: サプライチェーン攻撃への備え:委託先やOSS経由のリスク管理
- Day 30: 総括:ランサムウェアに負けない「組織文化」とBCP(事業継続計画)の策定