はじめに
従来は、Autonomous Databaseのクローンを作成する場合はソースとなるAutonomous Databaseと同じワークロード・タイプのクローンしか作成できませんでしたが、先日のAutonomous Databaseのアップデートで、クローンの作成時にクローンのワークロード・タイプが選択できるようになりました。
これにより、Autonomous Databaseをデプロイした後にワークロード・タイプを変更したいといったニーズに対応できるようになりました。
(既存のAutonomous Databaseのワークロード・タイプを直接変更することはできません。)
今回は、Autonomous Data Warehouse(ADW)のクローンとして、Autonomous Transaction Processing(ATP)を作成してみました。
1. クローンの作成
OCIコンソールでAutonomous Data Warehouseの詳細画面にアクセスします。

「ワークロード・タイプ」の選択肢として、「データ・ウェアハウス」と「トランザクション処理」が選択可能になっていますので、ここでは「トランザクション処理」選択して、「Autonomous Databaseのクローンの作成」をクリックします。

ワークロード・タイプが「トランザクション処理」のAutonomous Data Warehouseのクローンのプロビジョニングが開始されました。

ワークロード・タイプが「トランザクション処理」のAutonomous Data Warehouseのクローンが使用可能になりました。

2. ソースのワークロード・タイプ別の作成可能なクローン
ソースのワークロード・タイプ別の、作成可能なクローンのワークロード・タイプは以下のようになっています。
まとめると、以下のようになります。
| ソースのワークロード | ADW | ATP | JSON | APEX |
|---|---|---|---|---|
| ADW | ○ | ○ | - | - |
| ATP | ○ | ○ | - | - |
| JSON | ○ | ○ | ○ | ○ |
| APEX | ○ | ○ | - | ○ |




