概要
J-PlatPatから取得した特許PDFをNotebookLMにアップロードし、音声要約機能で「自社アプリに侵害リスクがあるか」を重点的に解説してもらう一連の流れを紹介します。
利用するもの
- J-PlatPat(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/)
- GoogleアカウントでログインしたNotebookLM
- 対象特許PDF(例:特開2024-055734)
手順
1. 特許PDFをダウンロード
- J-PlatPatにアクセス
- 公開番号を検索
- PDFボタンをクリックして保存
2. NotebookLMにPDFを登録
- NotebookLMで新規ノートを作成
- 「Add source」→「Upload file」からPDFを選択
- アップロード完了を確認
3. Audio Overviewを設定
- 右ペイン「Audio Overview」→「Customise」をクリック
- フォーカス内容欄に以下を貼り付け
- 「Generate」をクリック
特許「特開2024-055734(情報処理装置、方法、プログラム、およびシステム)」について、弊社のアプリ開発において特許侵害のリスクがあるかを重点的に検討してください。
特に以下の点を明確にしてください:
1. 特許の技術的なポイントと保護されている内容
2. 弊社アプリの機能と類似・関連する部分があるか
3. 侵害の可能性がある場合、その具体的な理由
4. リスク回避のために実装で工夫できる点があるか
専門用語はなるべく避け、開発担当者にも理解しやすい言葉で解説してください。
4. 音声要約の活用
- 自動生成されたナレーションを再生
- キーフレーズ(侵害、回避、設計変更)をノートに保存
- 社内レビュー用に重要箇所をテキストコピー
ポイント・コツ
- 自社アプリ機能概要を先にメモしておくと精度アップ
- 請求項や図面もPDFに含めると詳細な分析が得られる
- 再生成オプションで解説の深度や例の追加が可能
おわりに
設計初期段階で特許侵害の予備調査を音声要約で手軽に実行できるため、開発リスクを大幅に低減できます。ぜひ社内ワークフローに組み込んでください。