Privacy Nutrition Label とは?
Privacy Nutrition Label
は、アプリによるデータの使用方法についてユーザーに最大限の透明性を提供するように設計されたAppleデバイスの機能です。
Appleの継続的なプライバシー中心の進化の一環として、2020年にiOS14.3とともに導入されました。
アプリ開発者は、アプリに使用しているサードパーティパートナーのデータ収集と扱い方に関するすべての情報を開示する必要があります。
この情報は、Privacy Nutrition Label
に表示され、ユーザーは各アプリのApp Storeページでアクセスできます。
Privacy Nutrition Labelのカテゴリとは?
以下の3つのPrivacy Nutrition Label カテゴリ
があります。
- ユーザーのトラッキングに使用されるデータ(Data Used to Track You)
- ユーザーに関連付けられたデータ(Data Linked to You)
- ユーザーに関連付けられないデータ(Data Not Linked to You)
ユーザーがApp Storeで表示すると、これらの各カテゴリには、開発者によって事前定義されたラベルが入力されています。
これらのラベルは、以下のものです。
連絡先情報、ヘルスケア/フィットネス、財務情報、位置情報、機密情報、連絡先、ユーザーコンテンツ、閲覧履歴、検索履歴、ID、購入、使用状況データ、診断、その他のデータ
App Storeに提出時、アプリが上記のデータをどのように使用するかを正確かつ包括的にApp Store Connectで回答を選択する必要があります。
iOS17以降、開発者がこれを簡単に行うことを目的とした一連の新機能が追加されています。
この新機能は、サードパーティSDKの署名とプライバシーマニフェストが含まれており、すべてのデータの収集および使用目的に関する詳細情報が記載されます。
プライバシーマニフェストは、透明性と全体的な「ソフトウェアサプライチェーンの安全性」を高めるためのAppleの最新の取り組みです。
Appleには、一般的な用途を明確にするために参照できる使用目的と定義のリストがあります。
Privacy Nutrition Label を作成するには?
App Store Connectで公開する準備の際、アプリが収集するデータに関する一連の質問が表示されます。この回答内容でPrivacy Nutrition Label
が作成されます。なお、回答には、サードパーティが収集したすべてのデータも含まれている必要があることに注意してください。
開示が任意となるデータタイプがいくつかあることに注意してください。つまり、すべての基準が満たされている場合は報告する必要はありません。