F1スコアを求める(混同行列)
*この記事は逆引き8-1と8-2を加筆しています。併せて参照ください。
1.想定される利用目的
・予測モデルの性能評価
・実装後のモデルメンテナンスのための性能指標の算出
2.サンプルストリームのダウンロード
3.サンプルストリームの説明
a.入力するデータは以下の通りです。故障有無とその予測の2列のデータです。

b.[フィールド作成]ノードを編集します。[派生]モードを[名義型]にして1でも0でもないとデフォルト値がNullになるように定義します。*このNullが後続の集計で適切に処理されます。

c.[フィールド作成]ノードを編集します。[派生]モードを[名義型]にして1でも0でもないとNullになるように定義します。

[プレビュー]します。適合率にはTNとFNが、再現率にはTNとFPが考慮されず、後続の平均の計算で割り算の分母が適切になるようにNullを意図的に利用しています。

*Accuracy(精度)の求め方は逆引き8-1を参照してください。
組み込み集計関数を利用してF1スコアをテーブル表示させる。
g.[再構成]ノードを編集します。後続で利用する組み込み集計関数COUNTで欠損ではない値をカウントさせるため[値フィールド]はNullがないものでしたらOKです。

注意事項
適合率と再現率のふたつを調和平均しており、最大が1で最小が0のスコアです。
4.参考情報
モデルの性能指標について解説した記事
SPSS Modeler ノードリファレンス目次
SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)










