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ID毎に同じ事象が起きてからの経過日数を求める(SPSS Modeler データ加工逆引き4-11)

Last updated at Posted at 2022-08-14

ID毎に同じ事象が起きてからの経過日数(@￰SINCE)

スクリーンショット 2022-08-02 9.35.18.png

1.想定される利用目的

・顧客の特定行動から特徴量を作成する
・設備ログから特定イベントの経過日数を特徴量にする

2.サンプルストリームのダウンロード

3.サンプルストリームの説明

スクリーンショット 2022-08-02 9.35.53.png

a.入力するデータは以下の通りです。
スクリーンショット 2022-08-02 9.38.23.png

b.[フィールド作成]ノードを編集します。ある状態が何行上で起きたかを[@￰SINCE()]で得られます。状態は同じIDで最後に同じ事象が起きたレコードの上方参照なので[@￰THIS(事象)=事象 and @￰THIS(ID)=ID]としています。
スクリーンショット 2022-08-02 9.39.03.png

式ビルダーから@￰関数を探すと簡単に入力できます。
スクリーンショット 2022-08-02 9.39.59.png

[プレビュー]します。
スクリーンショット 2022-08-02 9.52.08.png

c.[フィールド作成]ノードを編集します。同じIDで何行上に同じ事象があるかがわかっていますのでオフセット関数を使って比較するべき日付のデータ(該当日)を作成します。@￰OFFSET(列,1)は列の1行上を参照する関数です。
スクリーンショット 2022-08-02 9.40.28.png

[プレビュー]します。
スクリーンショット 2022-08-02 9.52.31.png

d.[フィールド作成]ノードを編集します。該当日から[Date]までの日数を求めます。
スクリーンショット 2022-08-02 9.40.51.png

[プレビュー]します。
スクリーンショット 2022-08-02 9.41.40.png

e.bからdまでをひとつの式にまとめることができます。
スクリーンショット 2022-08-02 9.42.38.png

注意点

この計算を用いるときはIDと日付で昇順ソートを事前に行っていることを確認してください。

4.参考情報

IoTデータを扱った記事

SPSS Modeler ノードリファレンス目次

SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)

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