カテゴリ毎の集計表を作成する（集計表）
1.想定される利用目的
・データ理解のための基礎集計
・固定帳票の作成
2.サンプルストリームのダウンロード
3.サンプルストリームの説明
a.入力するデータは以下の通りです。トランザクション形式のID付きPOSデータです。
単純なカテゴリ毎集計
b.[レコード集計]ノードを編集します。キーを[大分類]にして集計項目以下のように設定します。[フィールドに度数を含める]にチェックして[回数]と入力します。
c.[ソート]ノードを編集します。[金額_sum]で降順ソートします。
[デーブル]ノードを実行します。
固定帳票作成のための処理
d.[フィールド作成]ノードを編集します。上から順番に番号をふる@INDEXだけでもOKですが、後続で空白にする例を示すためto_string(フィールド)で数値から文字列に変換します。
[プレビュー]します。
e.[レコード集計]ノードで全体の数量合計と金額合計を求めます。キーはブランクで[フィールドに度数を含める]にチェックして[回数]と入力します。
[プレビュー]します。固定帳票の最終レコードが１行作られました。
f.[レコード追加]ノードを編集します。３つのフィールドが[名前]で一致しそれ以外の４つの項目はブランクになります。
[プレビュー]します。ハイライトしたヌル値のうち二つを例として空白に処理します。
g.[置換]ノードを編集します。文字列は以下の方法でヌルを空白（""）に変更できます。
h.[フィールド順序]ノードを編集します。[ランキング]を最初のフィールドに変更します。
[デーブル]ノードを実行します。
注意事項
cまでの表からhへの加工は1度きりでしたらExcelの方が早く出来上がります。ですが定時バッチなどで作表しそのまま固定帳票として利用する際にはストリームにしておくと効率的です。最終出力によってヌルの扱いを検討します。
また[数量_mean]と[金額_max]には全体の数量平均や最大値を入れることもeの項目を増やすことで可能です。
レポートの表現によって、適切な統計量を利用してください。
4.参考情報
全レコード/設備毎に通し番号を振る
固定帳票のための行合計と列合計を作成する
SPSS Modeler ノードリファレンス目次
SPSS Modeler 逆引きストリーム集（データ加工）