日付の列から決算日に応じた四半期の列を作成（スーパーノード）
1.想定される利用目的
・基礎集計のための前処理
・効果試算/検証のための前処理
2.サンプルストリームのダウンロード
3.サンプルストリームの説明
a.入力するデータは以下の通りです。
12月末決算の場合
b.[フィールド作成]ノードを編集します。
式ビルダーの日付関数を利用すると便利です。
[プレビュー]します。四半期が求まりました。
c.[フィールド作成]ノードを編集します。
d.[フィルター]ノードを編集します。
[プレビュー]します。
3月末決算の場合
e.[フィールド作成]ノードを編集します。
f.[フィールド作成]ノードを編集します。1月から3月は前の年になるように調整します。
[テーブル]を実行します。
#### 任意の日付けを決算日としてパラメータから確定する
g.スーパーノードを[ズームイン]します。
スーパーノードでは[年]と[月]をそれぞれパラメータとして定義しています。
スーパーノードとパラメーター設定はこちらの記事で解説しています。
g-1.[フィールド作成]ノードを編集します。$P-に続けてパラメータ名を呼び出せます。
[プレビュー]します。パラメータの月と日の翌日を決算開始日にしています。年は対象列の年をそのまま使います。
g-2.[フィールド作成]ノードを編集します。決算開始の3ヶ月を計算しています。6ヶ月と9ヶ月も同じ式を利用します。基準日以降の４四半期の開始日を作ります。
Nヶ月先の計算は少し複雑ですが以下で詳しく解説しています。
g-3.[フィールド作成]ノードを編集します。基準日の1年前を求めています。ここは単純に年から1を引いています。
g-4.[フィールド作成]ノードを編集します。基準日の1年後を求めています。
[フィールド順序]ノードで[プレビュー]します。基準日からの四半期をtとすると前後4つの四半期の基準日が作成されました。
g-5.[フィールド作成]ノードを編集します。対象日がどの基準日の範囲に入るかで分類しています。
[プレビュー]します。
注意事項
スーパーノードでは2月29日を決算日にする想定をしていません。2月28日にして計算するか個別に設計ください。それ以外の365日には対応しています。
4.参考情報
よく使う「日付と時間」関数
SPSS Modeler ノードリファレンス目次
SPSS Modeler 逆引きストリーム集（データ加工）