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ID毎に各列に含まれる種類数をカウントする(SPSS Modeler データ加工逆引き7-9)

Last updated at Posted at 2022-08-17

ID毎に各列に含まれる種類数をカウント(重複ノード)

スクリーンショット 2022-08-11 9.27.08.png

1.想定される利用目的

・読み込んだデータの概要確認
・ID毎の特徴量作成

2.サンプルストリームのダウンロード

3.サンプルストリームの説明

スクリーンショット 2022-08-11 9.30.12.png

a.入力するデータは以下の通りです。
スクリーンショット 2022-08-03 14.38.51.png

後続処理のために[データ型]タブで連続型を順序型に尺度の変更をしてから[値の読み込み]ボタンで確定します。
スクリーンショット 2022-08-11 9.32.56.png

全てのレコード(行)で各フィールド(列)に含まれるユニークな種類数をカウントする

b.[データ検査]ノードを実行します。全てのレコードでの確認はこの方法が便利です。
スクリーンショット 2022-08-11 9.33.52.png

ID毎に各フィールド(列)に含まれるユニークな種類数をカウントする

c.[重複]ノードを編集します。[グループ化のキーフィールド]を[顧客]にします。
スクリーンショット 2022-08-11 9.34.54.png

[複合]タブを編集します。
スクリーンショット 2022-08-11 9.35.45.png

[カスタム]のダイアログで[区切り文字を使用]にチェックして[下線]を選択します。

スクリーンショット 2022-08-11 9.37.37.png

[プレビュー]します。ID毎の商品、数量、購買日のユニークな種類数が1つのセルに下線で結合されて収まっています。
スクリーンショット 2022-08-11 9.38.27.png

d.[データ検査]ノードを実行します。関数count_substring(@￰FIELD,"_")で下線の数を数えます。その値に1を加えるとユニークな種類数になります。@￰FIELDはワイルドカードで同時に複数のフィールドを同時に対象にできます。
スクリーンショット 2022-08-11 9.38.58.png

[プレビュー]します。
スクリーンショット 2022-08-11 9.39.30.png

各列を分割して処理した結果をレコード結合する方法

e.[レコード集計]ノードを編集します。顧客と商品の組み合わせの重複を排除します。
スクリーンショット 2022-08-03 15.19.45.png

[プレビュー]します。
スクリーンショット 2022-08-03 16.18.04.png

f.[レコード集計]ノードを編集します。[顧客]で集約しレコード数を[商品]にしています。
スクリーンショット 2022-08-03 15.19.58.png

[プレビュー]します。顧客毎の[商品]の種類数が得られました。
スクリーンショット 2022-08-03 16.18.21.png

商品と同じことを[数量]と[購買日]でも行います。

g.[レコード結合]ノードを編集します。[キーフィールド]を[顧客]に内部結合します。
スクリーンショット 2022-08-03 15.20.17.png

[テーブル]ノードを実行します。
スクリーンショット 2022-08-03 15.20.45.png

注意事項

重複ノードを利用する方法はセルに文字列を集めるため、文字数の長さや種類の数に注意してください。
含まれる値に下線(_)が含まれる場合には前処理でハイフンへの置き換え(関数はreplace)を行うか区切り文字の変更を検討してください。

250以上の種類が想定される場合には、あらかじめストリームのプロパティで設定します。

4.参考情報

[重複]ノードを扱った記事

SPSS Modeler ノードリファレンス目次

SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)

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