brother printer maintenance
ブラザー プリンター の メンテナンス モードと操作パネル 無反応の対処方法
プラザーの プリンターの操作パネルが経年劣化で操作できなくなることがありますが、それの対処方法について記載します。
メーカーの公式見解
【インクジェット/レーザー-プリンター】操作パネルやボタン、液晶ディスプレイが正しく動作しません(https://faq.brother.co.jp/app/answers/detail/a_id/9556/) より
原因対処の各切り分けが記載されていますが、概要は次のとおりです。
- 表示が縞模様 ⇒ ファームウェア更新作業を失敗した(ファームウェア再更新の手順へ)
- 電源が入らない ⇒ 電源関係の確認の切り分けへ
- タッチパネルの特定の場所が無反応・タッチパネルだけが無反応 ⇒ タッチパネルの接触不良(タッチパネル周囲の接触改善「優しく押し込む」)
- ⇒ その他の場合、修理窓口へ
今回、主にその他について、記載します。
メンテナンスモード
メンテナンスモードの開始(start maintenance mode)
- 電源を入れて通常状態になっている時にHOMEボタンを5秒以上押します ("ready" state, hold the Home button for about 5 seconds)
- コマンドを受け付けますので、 "*, 2, 8, 6, 4" の順番で指示をすることでメンテナンスモードになります。
操作パネルのキャリブレーション(Touch screen calibration)
- "7, 8" がメンテナンスモードで操作パネルのキャリブレーション(位置合わせ)コマンドです。
- 位置を合わせるため操作パネル上に表示されている位置を"1,2,3,4,5"の順番でタッチします。(touch screen 1,2,3,4,5)
- ... 位置を合わせるための上記捜査を何度か実施します。(touch screen 1,2,3,4,5)エラーしても気にせず何度か実施します。
メンテナンスモードの終了(end maintenance mode)
- "9, 9"がメンテナンスモードを終了するためのコマンドです。
- コマンドを受け付けると自動でリブートします。(auto reboot)
- 上記操作によって、操作パネル上の位置を記録します。
メモ(memo)
上記メンテナンスモードを実行したくても、操作パネルの特定の位置が無反応でメンテナンスモードに入れない場合には接触不良が疑われるので、次のことを試してみます。(If touchscreen is unresponsive in certain areas, it may be due to a loose connection.)
- 操作パネルの周囲が操作パネルの接触面ですので、操作パネルの周囲を軽く押してやることで接触が復活する場合があります。(Run a soft fingernail around the edge of the touchscreen) 一番上にリンクしてあるメーカーの爪楊枝の手順を参考に優しく作業してください。
- それでも改善しないときには、操作パネルと中の回路基板を接続しているケーブルの接点の接触不良の可能性があるので、FFCケーブルを切断しないように慎重に一旦外して、接点を掃除することで接触が復活する場合があります。(Disassemble and clean the FFC (flexible flat cable) contacts)
上記2点で解決しない場合、メーカー修理あるいは、操作パネルのタッチスクリーンを手に入れて交換します。