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Amazon Q Developer:企業用AWSアカウントで利用開始するための最小手順

Last updated at Posted at 2025-10-26

はじめに

某SI会社2Gのひらいです。
Amazon Q Developerを「個人アカウント(AWS Builder ID)」ではなく、「企業で管理するAWSアカウント(IAM Identity Center認証)」で利用したい場合に、最小限の設定でサクッと利用開始するための手順をまとめました。

IAM Identity Centerの有効化

最初IAMユーザー認証で利用できるかと思っていましたが、、、結果として、IAM Identity Centerによるユーザー認証じゃないとダメでした。
企業アカウントでの管理・利用ができないため、IAM Identity Centerの有効化する必要があります。マネージメントコンソールから「IAM Identity Center」に移動して「有効にする」を選択してください。

スクリーンショット 2025-10-26 20.39.15のコピー.png

IAM Identity Centerでグループ作成

Q Developerをサブスクライブするため、利用者をまとめたグループを作成します。
ユーザー単位でサブスクライブすることもできますが、グループ単位で管理した方が後々楽だと思います。

スクリーンショット 2025-10-26 20.49.32のコピー.png

Amazon Q Developerプロファイルを作成

  1. マネージメントコンソールより「Amazon Q Developer」に移動して、「使用を開始」を選択します。(既に作成済みの場合は、「設定」が表示されます)
    スクリーンショット 2025-10-26 20.59.06のコピー.png


  2. IAM Identity Centerに登録済みのユーザーのEメールアドレスを入力します。この時、ユーザーが作られていない場合は、ユーザー作成の入力画面が表示されます。
    スクリーンショット 2025-10-26 20.59.59のコピー2.png

  3. プロファイル名を入力して、「作成」を選択します。
    スクリーンショット 2025-10-26 21.12.40のコピー.png


  4. 正常にセットアップできたら、「設定」を選択します。
    スクリーンショット 2025-10-26 21.14.33のコピー.png


  5. IAM Identity Centerで作成したグループをサブスクライブします。Amazon Q Developerのメニューより「サブスクリプション」を選択して、「サブスクリプション」をクリック。プロファイルにグループを割り当てます。
    スクリーンショット 2025-10-26 23.44.44のコピー.png


  6. Amazon Q Developerのメニューより「セッティング」を選択してスタートページURLを確認、控えておきます。
    スクリーンショット 2025-10-26 23.49.30のコピー.png

各ツールでのログイン方法

Amazon Q Developer CLI

  1. Amazon Q Developer CLIをインストールします。
    公式ドキュメントを参考にインストールしてください。

  2. q loginでログイン実行します。
    Terminal
    $ q login
    

  3. ログインメニューが表示されるので、「Use with Pro license」を選択します。
    Terminal
    ? Select login method >
      Use for Free with Builder ID
    > Use with Pro license
    

  4. 控えていたスタートURLを入力します。
    Terminal
    ? Enter Start URL > https://XXXXXXX.awsapps.com/start
    

  5. 使用するリージョンを入力します。
    Terminal
    ? Enter Region > us-east-1
    

  6. ブラウザが起動して、サインインのページが表示されます。Q Developerプロファイルに割り当てられたグループに登録されている任意のユーザーで認証を行います。
    スクリーンショット 2025-10-27 0.57.35.png

  7. 認証が完了するとアクセス許可のページが表示されます。「アクセスを許可」をクリックします。
    スクリーンショット 2025-10-27 0.33.54.png

  8. ターミナルに「Logged in successfully」が表示されれば認証完了です。
    Terminal
    Logged in successfully
    

Kiro

  1. Kiroをインストールします。
    公式サイトよりインストーラをダウンロードしてインストールしてください。

  2. Kiroを起動して、「Sign in with your organization identity」を選択します。
    スクリーンショット 2025-10-26 18.37.26.png

  3. スタートURL、リージョンを入力して「continue」をクリックします。
    スクリーンショット 2025-10-26 18.37.37.png

  4. CLIの時と同様にブラウザが起動して、サインイン〜アクセス許可のページが表示されます。「アクセスを許可」をクリックします。
    スクリーンショット 2025-10-27 1.03.32.png

  5. Kiroの方でエディタ画面が表示されていれば認証完了です。
    スクリーンショット 2025-10-26 18.39.31.png

VS Code

  1. VS Codeを起動して、「拡張機能」よりAmazon Qをインストールします。
    スクリーンショット 2025-10-27 1.11.55のコピー.png

  2. VS CodeのAmazon Qを選択、「Company account」を選択して「Continue」をクリックします。
    スクリーンショット 2025-10-27 1.17.05.png

  3. スタートURL、リージョンを入力して「Continue」をクリックします。
    スクリーンショット 2025-10-27 1.20.58.png

  4. CLIの時と同様にブラウザが起動して、サインイン〜アクセス許可のページが表示されます。「アクセスを許可」をクリックします。
    スクリーンショット 2025-10-27 1.24.08.png

  5. VS Codeの方でエディタ画面が表示されていれば認証完了です。
    スクリーンショット 2025-10-26 18.43.22のコピー.png

おわりに

今回は、Amazon Q Developerの各ツールにて企業用AWSアカウントで認証する方法をご紹介しました。
今回設定した環境を使って、バイブコーディングでどのようなアプリケーションが開発できるのか、実践的な内容をご紹介できればと思います。

それでは!

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