VMware vCenter Server Appliance のアップグレード(6.0->6.7)をした話
はい皆さんこんにちは
結論から言うとこの記事は
vCSAのアップグレードを2通り
6.0U2->6.5U3
6.0U2->6.7U3
した手順と思った事をまとめた話です。
詳細
資料が欲しい方はこの辺見てください。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.5/vsphere-esxi-vcenter-server-652-upgrade-guide.pdf
https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.7/vsphere-vcenter-server-671-upgrade-guide.pdf
https://kb.vmware.com/s/article/2147929?lang=ja
環境:
ESXi6.0
vCSA6.0U2(小環境)
このvCSAの環境が極小だと、とても重い。
WebClientが悲しいぐらい重い
いやでもDISK容量がもったいない・・・
という人はシンディスクモード(使う分だけ拡張していく)を選んでやりましょう。
※極小にしたあと、設定変更でvCPUの数を増やしてもいいです。
注意事項:
ダウングレードする事も考えて事前に旧環境のスナップショットを取得しましょう
##アップグレードステージ1
・ソースアプライアンスに接続
・ソースアプライアンスを管理するESXiかvCenterに接続
(大体の人はESXiになると思います)
・新規アプライアンスを立てるターゲットESXiかvCenterに接続
1つ前の入力とは別に手入力が必要です。ちょっと面倒
・新規アプライアンスの設定
・デプロイサイズの設定
極小はやめておきたい。
・データストアの選択
ここでシンディスクモードが選択できます
・ネットワークの設定
##アップグレードステージ2
・ソースのvCenter Server および管理サーバーへの接続
えっ!?また入れるの・・?
・アップグレードで移行するデータの選択
・CEIPへの参加
##アップグレード完了
古いvCSAはシャットダウンされ、新しいvCSAが起動します。
IP、ホスト名、FQDNは引き継がれます。
仮想マシン名も引き継ぎたい場合は、
古い方をリネームしてから新しい方をリネームしてください。
6.7の場合は
・HTML5形式のクライアントになります(結構軽い)
・フラッシュ版も使えます
6.5の場合は
・フラッシュ形式のクライアントになります
・HTML5の機能制限版も使えます
##ダウングレードについて
IPアドレスが引き継がれているので、
新しい方をシャットダウンしてから(vCSAでもESXiでもどちらでもOK)
古い環境をスナップショットからリストアします。
このまま古い環境をパワーオンすると旧環境が使えます。
この状態から古い方をシャットダウンー>新環境パワーオンすると新環境が使えます。
たったこれだけで新旧の切り替えが可能です。
##感想
フラッシュも2020年末でサポート終了なのでHTML5に移行したいですね。
移行予定の無い企業のvCSAとかどうするんだろな・・・
ありがとうございました。