vSphereHAだけでvCenterは別のESXiホストにvMotionしてくれるのか確認した話
はい皆さんこんにちは
結論から言うとこの記事は
vCenterHA機能は使わず、vSphereHAだけの状態でESXiホストが接続不可になった場合に、
他のESXiホストにvCenterがvMotionしてくれるのを確認した内容を記載します。
検索用:vSphereHA vCenter vMotion
詳細
環境:
ESXi6.7 ×3台
vCenter6.7
用語が一杯でややこしいので一つずつ解説します。
vCenter:
vSphereの管理環境です。WEBコンソールが提供されています。
ESXiホスト:
vSphereの仮想ホストで、仮想マシンを動かすためのリソースを提供します。
vCenterもこの上で動いています。
vCenterHA:
vSphereの6.5から追加された機能で、vCenterが操作不能となった際に別のESXiホストで、
予め設定していたサブのIPアドレスとして起動する機能です。
なお、アプライアンス版のみ対応。
vSphereHA:
これはクラスターを組んでいるESXiホストが操作不能となった場合に、
稼働中の仮想マシンを正常なESXiホストにvMotionする機能です。
他にも色々できますが、vMotionに必要なリソースを予め予約する事もできます。
vMotion:
仮想マシンをオンライン状態で異なるESXiに移行する機能。
(実際には止まるタイミングがあります)
さっそく試してみた
ESXiホストの1台目にvCenterと他の仮想マシン
ESXiホストの2台目には仮想マシン無し
ESXiホストの3台目には仮想マシン無し
この状態で1台目のLANを抜くと
2台目と3台目のESXiホストに1台づつvMotionされ、
最後にvCenterが移動されました。
vCenterが使えるようになるまでは、大体10分ぐらいでした。
おまけ
ESXiホストの1台目にvCenterと他の仮想マシン
ESXiホストの2台目のリソースの空きは無し
ESXiホストの3台目には仮想マシン無し
vSphereHAのアドミッションコントロールのリソース予約をOFFの状態で
1台目のLANを抜くと
自動的にリソースの空いている3台目にvMotionされました。
感想
今までvCenterは物理の筐体にインストールする事が良くあったので、
仮想アプライアンスになった時にvSphereHAがどう動くのか、調べる機会があったので記事にしました。
ありがとうございました。