この記事について
TableauのVizを、SharePointに埋め込む方法について、以前調べて使ってはいたのですが、ちゃんとまとめていませんでした。質問に答えた際まとめたので、自分のためにもQiitaに改めてまとめます。
この方法は、Tableauのヘルプにも埋め込みの以前のバージョンと記載があるとおり古い方法のため、使えなくなる可能性があります。
結論
以下のとおり設定すれば、SharePointに埋め込めるはずです。
SharePointの設定
- 「サイトの設定」の「HTMLフィールドのセキュリティ」を開く
- 許可するドメインにTableauのドメインを追加する
- tableau.com
- online.tableau.com
- public.tableau.com
SharePointサイトの設定変更には、サイトコレクションの管理者である必要があると思います。
埋め込み方法
- 埋め込みたいVizの共有リンクを取得する
- SharePointのページで、ウェブパーツの「埋込」を追加する
- 埋込コードを以下の通り記述する
- Tableau Public
<iframe src="Vizのリンク?:showVizHome=no&:embed=true" width="800" height="600"></iframe> - Tableau Cloud
<iframe src="Vizのリンク?:embed=yes&" width="800" height="600"></iframe>
- Tableau Public
参考リンク
補足
Tableauの「共有」から取得できる埋込コードはJavaScriptです。しかし、SharePointのモダンサイトでは、基本的にJavaScriptでの埋込はできません。(SPFxでウェブパーツの自作が必要だと思われます。)SharePointでは、iframeタグによる埋込しかできませんが、意外と情報が少なく探すのに苦労しました。
パラメーター等
オンオフは、true/falseと、yes/noで指定するものとあるようですが、どちらでも指定できるような気がします。
必須のもの
- embed=yes
- width="000" height="000"
- 指定しないとSharePointに怒られる
- showVizHome=no
- Tableau Publicのみ
推奨のもの(なくても大丈夫だった)
- allowfullscreen=true
- Tableauのヘルプページでは入れるようにと書いてありますが、いれなくてもフルスクリーンのボタンは表示されました。
必要に応じて
- tabs=no
- タブを非表示にしたい場合のみnoで入れる。
- showShareOptions=no
- 共有ボタンを非表示にしたい場合にnoでいれる。指定しないと表示される。
- toolbar=no
- 下のツールバーを非表示にしたい場合にnoでいれる。指定しない場合は表示される。ただ、非表示にしたい場合はかなり限定されると思われる。
- 上に表示したい場合は、topとする。
- subscriptions=no
- サブスクリプションを使わせたくない場合にnoでいれるようですが、TableauCloudのサイト設定でそもそもオフにしているので、確認できていません。