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活動の全体像

Last updated at Posted at 2025-10-17

テーマについて

本チームが今回の活動で掲げているテーマは、
生成AIでRPGLE初級者のコーディングをサポートできるか検証!!」です。

このようなテーマにした背景についてお話しします。
チームのメンバーで業務内容や興味のあることを出し合ったところ、RPG開発の経験有無に差はありましたが、共通して以下の点がありました。

  • RPGLEを業務でほとんど使用したことが無い
  • 生成AIには興味があるが、結局どれが良いのかが分からない

2点を踏まえ、生成AIをいくつかピックアップしてそれぞれの使用感を確かめつつ、RPGLE
初心者でもサクッとコーディングできるようにサポートしてくれるのでは?と考えたため、このようなテーマにしました。

生成AIのピックアップ

生成AIをピックアップするために、興味があるもしくは知っているAIをメンバーで出し合い、ChatGPT/Copilot/Perplexity/GenSparkの4つで進めることになりました。
(すべて無料プランで進めます)

それぞれの特徴について調べた結果を以下にまとめました。
興味のある方は「▶」から展開してご確認ください。

ChatGPT
項目 内容
開発元 OpenAI
特化領域 汎用的な対話・創作、プログラミング支援
主要機能 ● 文書作成・リクエストによる編集
● コード生成
● 画像生成(DALL-E)
● 音声対話
● データ分析
プラン free:無料(いくつかの機能制限あり)※2025.10.06 最新モデルGPT-5使用可
Plus:$20/月(動画生成AIが使用可能)
Pro :$200/月(ほぼ無制限)
Copilot
項目 内容
開発元 Microsoft
特化領域 ビジネス・Office作業、企業業務効率化
主要機能 ● Office統合
● Word/Excel/PowerPoint/Teams連携
● 音声入力
● 画像認識・生成
プラン 無料(いくつかの機能制限あり)
Pro:$20/月(最新のLLMを優先的に利用可)※個人向け
Microsoft 365 Copilot:月相当¥4,497(年払い)
Perplexity
項目 内容
開発元 Perplexity AI Inc.
特化領域 情報検索・調査、リサーチ業務
主要機能 ● リアルタイム検索
● 情報源 表示
● PDF解析
● 学術/論文検索
● YouTube要約
プラン 無料(1日3回 ProSearch利用可)
Pro:$20/月(最新のAIモデル利用可、引用数が10倍)
Max:$200/月(動画生成へのアクセスが強化)
GenSpark
項目 内容
開発元 MainFunc Inc.
特化領域 情報収集・分析、タスク自動化
主要機能 ● 複数AIエージェント
● Sparkページ作成
● 自動化ワークフロー
● 視覚的情報整理
● SuperAgent
プラン free:無料(1日100クレジット ※複雑な検索ほど消費する)
Plus:$19.99/月(10,000クレジット/月、AIドライブで50GBのストレージ)
Pro :$199.99/月(125,000クレジット/月、AIドライブで1TBのストレージ)

今回の成果について

本活動の最終目標として「取引先マスタの保守アプリの作成」を目標に進めました。
全員がRPGLE初級者であったため、1人ひとりが同じアプリを作成するよりも、各処理ごとに役割を分担したほうが、負荷が軽減されると判断しました。

そこで、取引先マスタ保守に必要な処理を洗い出し、最終的に以下の処理をそれぞれ分担することになりました。

  • 画面 + データベース(物理ファイル)
  • 登録/更新/削除処理(トランザクション)
  • 参照処理
  • 印刷処理
  • サブプログラム(4本:日付取得、時間取得、エラーチェック、ハイフン付与)

事前に使用項目・エラー標識・レコード名などの設計を共有し、全員が共通認識を持って作業を進められるようにしました。

実践してみた結果...

各メンバーで分担したからには、最終的に結合テストまで実施したいと考えていました。
しかし、実際に作業を進めてみると、想定以上に悪戦苦闘する場面が多くありました。
(各メンバーの悪戦苦闘は、是非担当記事をお読みください)

当初は「生成AIから出力された結果だけでプログラムを完成させる」ことを目標にしていましたが、それだけで動作するレベルのコードを生成するのは非常に困難で、途中から以下のルールを設けて進めることにしました。

  • 桁ずれなど、ロジックに関係しない部分の修正はOK
  • 同じ処理に対して、修正依頼のプロンプトを3回投げても改善しない場合、直接修正OK

このルールの下で作業を進めた結果、各処理の実装まではほとんど完了したものの、
結合テストまでは到達できませんでした

もし同様の取り組みを考えている方がいれば、チーム全員でサンプルプログラムをコンパイルするなど、実践的な学習を取り入れるとさらに理解が深まると思います。


■ 当記事の著作権はIBMに帰属します。詳細はこちらを参照ください。

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