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【元経理】実務で本当に使えたExcelの小技5選【ミス防止】

Last updated at Posted at 2026-01-24

前職では経理として、日々の集計業務でExcelを使い倒してきました。
一円の違いや細かい端数処理でミスが許されない業務を行う中で仕組みによる事故防止に努めてきました。
この記事では、実務で「地味だけど効く」Excelの小技を紹介します。

※マクロなし/明日から使えるもの中心です。

想定読者

  • 経理・事務・バックオフィス担当者
  • Excel作業に時間を取られている人
  • 関数は使えるが、もっと効率化したい人

小技①:EOMONTHで「月末日」を一発で出す(締め日ズレ防止)

💥 よくある悩み

  • 月末日を手入力していて、2月やうるう年でズレる
  • 翌月末・前月末を毎回+30等で計算している

✅ 解決方法

EOMONTH関数を使うと、指定した月の月末日を自動で取得できます。

=EOMONTH(A2,0)   // 当月末
=EOMONTH(A2,1)   // 翌月末
=EOMONTH(A2,-1)  // 前月末

※ A2には日付が入っている想定


小技②:MOD×IFで「2ヶ月に一度」の処理を自動化する

💥 よくある悩み

(偶数月・奇数月)隔月作業を目視で判断している

IFが増えすぎて管理が大変

✅ 解決方法

月番号を MOD で判定し、IFと組み合わせます。

=IF(MOD(MONTH(A2),2)=0,"今月は実行","スキップ")

※ A2には日付が入っている想定


小技③:非表示行があったらアラートを出す(SUBTOTAL 9 / 109)

💥 よくある悩み

フィルターをかけたのに合計が合わない

手動で非表示にした行に気づかず集計ミスする

✅ 解決方法

SUBTOTAL の集計方法 9 と 109 を比較して差があればアラートを出します。

=IF(SUBTOTAL(9,B:B)<>SUBTOTAL(109,B:B),"非表示行が含まれている可能性","OK")

※ B列には数値が入っている想定


小技④:数式の適用漏れを「要素数チェック」で検知する

💥 よくある悩み

行を追加したのに数式コピーを忘れる

一部のセルだけ空白になる

✅ 解決方法

貼り付け元の件数と、反映先の数式結果の件数を比較します。

=IF(COUNTA(元!A2:A1000)<>COUNT(先!C2:C1000),"❌数式適用漏れの可能性","OK")

小技⑤:小数点以下を入れさせない厳密チェック(ROUNDUP / ROUNDDOWN 比較)

💥 よくある悩み

  • 見た目は整数なのに、実は小数が入っている
  • 表示形式の四捨五入に気づけず、後工程で事故る

✅ 解決方法

ROUNDUPROUNDDOWN を比較すると、
小数が入った瞬間に必ず差が出るため、厳密なチェックができます。
※0.0000000001でも出ます

=IF(ROUNDUP(A2,0)=ROUNDDOWN(A2,0),"OK","❌小数点が入っています")

整数 → 必ず一致
小数あり → 必ず不一致


Excel作業で一番怖いのは、エラーが出ないまま「間違った結果」が出ることです。

今回の小技は、
・ズレない
・漏れない
・気づける
を目的にした、事故防止寄りのものを集めました。

どれか一つでも、日常業務の「不安ポイント」を減らせたら幸いです

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